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2006年1月 3日 (火)

コナン・ドイル著「オレンジの種五つ」(『シャーロック・ホームズの冒険』収録)

(勝手に)ホームズ強化月間の最初はこの作品から。
初めの語りはどれにしようかな~、と悩んでいて、この作品がかなりお気に入りな事に気付きました。
…あ、語ってく内にネタバレ要素が含まれるかもしれませんので、未読の方はご注意下さい。

この作品、全体としてはばっちり推理できっちり終わるものではなく、寧ろ所々謎が残る結末となっています(何より殺人事件の殺し方がさっぱり分からないまま)。
なので、もしかしたら世間的にはさほど注目されてない作品なのかもしれません…グラナダTVのドラマにもならなかったみたいだし。
不完全燃焼の感があるので、純粋推理を楽しむ方には物足りない作品であるのかもですが。私はこの話読む度に好きになるんですよねー。
惹かれる理由の1つは、普段冷静なホームズの「静かな怒り」が垣間見える作品、というのがあると思います。

実は、ホームズが怒りの感情を面に出すシーンは割と出てくるんですよね。
基本的には私怨のみの殺人を嫌うし。女性や弱い立場の人間を傷付けるのも許せない人(女嫌いな設定なんですが)。で、テンションの起伏も普段から激しい人です。クスリやってるのもあるけど(笑)。
それでもこの話での彼の怒りが印象的なのは、そこに「自分に向けられた怒り」が含まれているからなのだと思います。
もっと早く動いていれば、分かっていれば、という悔しさ。もしそうだとしても事態は変わらなかったとは思うんですが、力になれなかったというやり場のない気持ち。
「せっかく僕を頼ってきたものを、むざむざと死なすために帰してやるなんて!」(延原謙訳/新潮文庫より抜粋)という彼の台詞には、いつもには見られない類の感情を露わにしていて興味深いです。
本来ホームズは感情のままに行動する事を嫌う質なんですが。この事件に対しての寝食を忘れる入れ込み様は、彼なりの「感情」が為し得た行動だった様に思えてなりません。

…そんな訳で。ホームズの違った一面が見られる点で、印象深い作品であります。

(勝手に)語りの第1回はこんなカンジでしたが。私はトリックの巧妙さ等にはひたすら感心するしか能がないので(苦笑)、主に人物描写について興味を持った作品を語っていくと思います…。本格推理トークがお好きな方スミマセン。

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コメント

初めまして! 2006年1月にホームズ強化月間だったんですねー。

私は子供の頃はホームズの推理や成功の方に関心があったので「オレンジの種五つ」はあまり好きな作品ではありませんでしたが、ホームズの人間味やワトスンの筆力に関心が移ってからは違う印象を受けるようになりました。「自分に向けられた怒り」、納得です。私がうまく言葉で説明できないことを全部それ以上に説明してくれてるーと感心しながら読ませていただきました!

私のブログは2006年の終わりから、えんえんとホームズ強化月間です…。
よかったら遊びに来てくださいネ。(´▽`;)

ぐうたらぅ様

大変レスが遅くなりました…。申し訳ありません。

ホームズについてのコメント、誠に有難うございます!!
ぐうたらぅ様もとてもホームズお好きなんですね☆ブログ拝見したらひとつひとつ丁寧に解釈されてて、更にそれがとても分かり易くて見入ってしまいました。わ、私なんか薄っぺらいキャラ語りしかしてなくて恐縮です…;;;

「オレンジの種五つ」は、あれだけあるホームズ作品の中でも結構変り種ですよねー。
仰る通り、推理物としてみると何ともぶつ切りな印象が残るのですが、一寸したシーンに心情の機微が散りばめられてて侮れないです。
私も最初短編集読んだ時はあっさり読み流しちゃったのですけど、ホームズにホレて(笑)読み返したらいつもと違うホームズ像が見られる貴重な作品かも!?と感じてぐんぐん好きになっちゃいました♪
こういう話が初期の短編で書かれていたのも、何だか興味深いですねー。

それと、私なんぞの拙い表現に共感して頂き、有難うございます。恐れ多いですが非常に光栄です…!!
すっかり亀の歩みな更新状況になっちゃってますが;励みにして頑張りたいと思います!!

それでは、ご来訪有難うございましたー☆

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