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2006年9月18日 (月)

大河「功名が辻」第37回

前回の終了直前に齢60を過ぎた秀吉の嫡子誕生が伝えられ、天下は上を下への大騒ぎになりました。当然国内留守居組の一豊達も、その煽りをくらう事になるのですが…。
…何よりも、誰よりもとばっちりを食らったのは、直前に豊臣家の将来を託されていた「関白」秀次。徐々に露骨に、「太閤」秀吉との間に溝が出来ていきます…。

詰まる所、秀吉の心は嫡男・拾が生まれた直後から、この子を世継ぎとした豊臣家の永続的繁栄…この一点のみに砕かれる様になるんですね。
とにかく唯一の実子はまだ生まれたばかりの乳飲み子。そして自分は最早老境の域。段々と自分に残された時間が失われていくのを噛みしめるにつれ、彼の焦燥感は異常な迄に募っていきます。
そんな秀吉にとって一番有難いのは、秀次自らが「関白」の位を返上してくれる事。有力な後継者と目されている秀次自身からの辞退があれば、世の諸侯は何にも気兼ねせず拾只ひとりを盛り立ててくれる…そういう考えに走っていくのですね。何せ自らが秀次にこの座を譲渡した手前、秀吉自身の口から直に命じる訳にはいきません。
ところが秀次は、只真っ直ぐに豊家の事を思う余り、自分が「関白として」どうあるべきか…そちらの方向にだけ、心が走ってしまうのです。そしてそれが純粋である程、誠実なものであればある程…秀吉との温度差が広がり、やる事全てが空回りしてしまいます…。

秀次の抱く考えというのは、実はかなり筋の通ったものなんですよ。一豊も触れてましたが、歩けもしない幼年の拾が「関白」であった所でどうにもならない訳で。少なくとも元服の暁迄は、誰かがその大任をこなさなければならない…その役目を負うべきは、秀吉直々に「関白」の位を譲り受けた自分を置いて他にはいない…。
それが自分に与えられた責務であり。豊臣という「天下人」の家を任された者の義務でもある。
純粋な責任感から、秀次はこの信念を頑なに抱き続けて「関白」であり続けます。
しかし秀吉には、この他意なき想いを受け止める為に致命的である障害がつきまとっていました。否が応でも日々実感させられている、彼に残された「寿命」だったんです。

自分が生きている内に、拾が継ぐべき豊家の地盤を盤石なものとしておきたい秀吉…彼なりに先を見据えて、天下の為に今自分が成すべき事を貫こうとする秀次…。
両者の間にはどんどん縮まらぬ距離が生まれてしまって。秀次が苦しみ、自棄になり、又苦しむ…という様は、どうにもならない痛みを抱える辛さがこちら迄伝わってきましたね。
何をやっても裏目に出る現実に辟易し、目を背けたくて酒に浸り女に溺れてみても…募るのは、途方もない虚しさだけの「現実」。それが又どうにもやるせなくて…。
彼を訪ねた一豊が言った、「人はどんな立場にあっても、己らしく生きていける」。最早四面楚歌となっている秀次は、この言葉を…虚ろな瞳で、しかし心底羨ましそうに聞いていました。

日々険悪になる情勢は、やがて秀次の命すら危ぶまれる方向へ…。秀次に同情的である筈の北政所ですら、彼の身を案じる千代に「もう下手に関わらない方が良い」と警告する迄に事態は切迫していきます。
いつもなら、こういう危機的状況を機転の利く頭で乗り切ってきた千代さん。しかし今回ばかりは…六平太にも指摘された心根の真っ直ぐさ、周りへの「情」の深さが、決断を下そうとする心に大きな重しを乗せる形になってしまいます。
一豊も又、思いは只秀次に「無事で」あって欲しい…。若き前野や木村の様に「秀次天下」を押し立てる気は毛頭なく、只命あって、豊臣のこれからに力を尽くして貰いたいと…願いはそれだけなのですけどね。

そうだ、そうそう六平太ですよ、ろくへいたー!!(急にテンションup)前回でもう暫くお別れかなーと勝手に思ってたので、又の登場に小躍りしたですよ☆しかも久っ々に、天井裏からこんばんは♪
まだ何だか身体辛そうでしたけど、怪我は大丈夫だったのかな…?
彼の助言はいつもと変わらずシビアでしたね。その中でも「仕方ない」という台詞に独特の哀愁が感じられた気も…します。いかにも戦国の忍びらしい。

後秀吉、もう大分心身共に耄碌している様に見えて…不気味な迄の老獪さは、まだ残っていましたよ。
城内ですれ違い様、よろける素振りで一豊に近寄り「儂か秀次か、どちらか選べ」との最後通牒…。久々にぞっとする秀吉を見た気がします。
ラストでは遂に、「秀次を伏見に連れてこられなければ、山内も謀反荷担と見なす」と非情なる宣告!!一豊様、絶体絶命ですよ!?

今回はとにかく、久々息を呑むばかりの緊迫感漂っててばーっと展開に引き込まれてました。ひたすら無言で見ていた気がする…。
来週は…いよいよ秀次が、なのですね。……福島正則、出ますかね…(ぼそっと)。

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「大河ドラマ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

いつもありがとうございます。

秀次が不憫でしたね。

もう秀吉はマトモじゃなかったので
正論を言ったところで、どうにもならなかったのでしょうね。

はじめましてです。
こめんとありがとうございました。
大河らしい大河ドラマの展開でした。ワタシも黙ったまま引き込まれていました。
これからもよろしくです。

感動創造様

こんにちは。こちらこそいつも有難うです!!

そうですよね、秀次の言ってる事は、まさしく正論なんですよね~。只秀吉にはもう、それを「諫言」として受け止められるだけの心のゆとりがなくなっている様で…。
視野の狭くなった「権力者」が招く悲劇とは…何とも恐ろしいですね。

ぱるぷんて海の家様

初めまして。そして宜しくお願いします~。

本当、今迄のおきらく路線は何処へやら(!?)、一転引き締まった内容でしたよね今週は。
いつもは家族であだこだ言い乍らさらっと見てるのですが。今週は息つく間もなく見てた感じです…。
来週迄この緊張は持ち越されそうで、目が離せないですね。

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