2016年2月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29          

生存確認兼本・音楽置場


  • Instagram
  • 音楽
フォト

_

  • ブログランキング・にほんブログ村へ

感想一覧(随時更新)

現在挑戦中

リスペクト

  • 川の果ての更に果てに
    北欧サッカーを中核に、幅広くスポーツ話や時事問題について語ってらっしゃるブログ様。親しみ易くて思慮深さも感じる語り口が気に入っています♪
  • 千之道(未舗装)
    歴史系の本やゲーム、時代劇等について書いてらっしゃるブログ様。取り上げる作品達が揃ってセンス抜群で、毎回ツボ突かれてますよ~。

最近のトラックバック

通算カウンタ

無料ブログはココログ

« 大河「功名が辻」第36回 | トップページ | NHK木曜時代劇「ちいさこべ」第2回 »

2006年9月13日 (水)

古今亭志ん朝の「井戸の茶碗」を聞く

こないだ読み終えた本、『ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺』(田中啓文著)が、とっても古典落語の楽しさ生き生きと伝わる作りになってまして。ひとしきり楽しんだ後、むずむずと落語が聞きたい衝動に駆られたのです〜。

んで、家捜ししてましたら古今亭志ん朝さんの落語CDが出て参りましたので。収録されていた「井戸の茶碗」を暫し堪能。

むっちゃくちゃ面白かったのですよ…!!

噺の起点となる人物は、「正直清兵衛」と皆から呼ばれる屑屋さん。そのあだ名に違わずこのお人、曲がった事が大嫌いで余計な欲もない。ですんで商売で扱うのはいつも正真正銘の「屑」ばかり、尤もらしい古物や骨董品を安く手に入れ高く売る…なんていうあこぎな手口は、潔しとしない方なのであります。

そんな彼が何の因果か、ある日相手にした浪人から200文で仏像の買い取りを頼まれます。前述した信念を持つ彼は始め「目が利かないので」と言って断りますが…聞くとその浪人、ようよう暮らしに困っている様子。
年頃の娘もいるのに帯ひとつ買ってやれない様…を目にしては無下に断る事も出来ず、では200文+儲かった分の半分をお渡しするのでどうでしょう、との話で、その煤けた仏像を買い取る事にしたのでした。

担いで歩いた帰り道、仏像は細川屋敷表長屋の若きお武家の目に留まり、300文にてすんなり交渉成立します。
買取額より100文の儲け、では半分の50文をあの浪人さんに…と、ひと安心の清兵衛さん。
一方買い上げた若侍の方も、なかなか年季ものらしい仏像に満足のご様子。仏壇に置く前に大分溜まっている汚れを落とそうと、丁寧に洗っておりましたら…台座の中から50両もの小判が!!…ここからが、何とも滑稽で清々しい大騒動の始まりなのです…。

もうとにかくね、頑固な正直者が3人揃うとこうも話がこじれるか、って様が面白い!!買主の若侍は、「仏像は買ったが中の小判は買っていない」と押し返そうとする。屑屋に預けた浪人は、「一旦手放したものなのだから、中に何があろうとこちらが受け取る資格はない」とつっぱねる。
そして間に立たされオロオロする清兵衛さん…。しかし彼も、じゃあこっちで良い様にしちゃおうか、なんて事は微塵も考えず、ひたすら打開策を求め両者の間を奔走するのです。
お陰でお得意様の所へ顔出す暇はなく、商売はあがったり…だからとにかくお2人折れて下さいよ!!と、逆風すらもモチベーションに(笑)。
この爽やかな真っ直ぐさが良い。依怙地な迄の潔癖さも、そのお陰でどんどん事態が面白おかしい方へややこしくなってしまうので、聞いていて少しも鼻につかないんですよ。
落語には欠かせない、「愛すべきバカ」な人物設定が良く話に映えていると思いますね〜☆3人共正直過ぎて、皆大真面目なのに何処か笑えてしまう。愛すべき3バカ正直トリオです(笑)。

中でも浪人さんの一直線にズレた語り口が、非常にコミカルな演出を担ってくれてると思いますね〜。勿体つけた物言いで、期待通りに空気が読めない様を見せてくれるのがたまりません(笑)。
「これは我が家に古くから伝わる〜」のくだりは、それだけで吹き出し笑いを誘う絶妙な空気感がありますよ。

最後はあっと驚く大円団!!そしてその流れに乗せて持ってくる「サゲ」に、ニヤリとさせられます〜。

こんな感じで、軽く聞くつもりが思わぬ笑いのツボ刺激になった高座でありました〜。ネタもオチも分かってるけど、又聞きたい!!と思わせる噺ですね。

同CDにはこれと併せ、「今戸の狐」という噺も収録されてました。
こちらにもかなりすっぱり笑わされましたんで、いずれ改めて語りたいと。

« 大河「功名が辻」第36回 | トップページ | NHK木曜時代劇「ちいさこべ」第2回 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/15527/3429354

この記事へのトラックバック一覧です: 古今亭志ん朝の「井戸の茶碗」を聞く:

« 大河「功名が辻」第36回 | トップページ | NHK木曜時代劇「ちいさこべ」第2回 »