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2006年10月 2日 (月)

大河「功名が辻」第39回

遂に天下人秀吉の最期。予想以上に重苦しい晩年でしたねー。
 
 
しかし、ま、さして多くの歴史ドラマを見てきた訳ではない私ですが…。こう迄も秀吉を「醜く」見せる演出というのも、かなり凄まじいものがありますよねー。
母とそんな話をし乍ら、柄本明さんの熱演から目が離せずにいました…。
最早呂律もろくに回らず、人前で失禁する程に身体機能は衰え、それでも尚権勢だけは振るい続ける醜さ…。はっきり言えば「老害」以外の何物でもないのですが、同時にそれを一番忌み嫌い恐れているのは、当の秀吉でもある訳です。
誰しもにいずれは襲いかかる「老い」の恐ろしさを、リアルに見せつけられた感じで…。この迫力は、何人も逃れる事の出来ぬ究極の恐怖であるからこそ、出せた様な気がしますね。
 
 
誰が見ても死への階段を着実に上っている秀吉。それに伴い、周囲の見せる反応も様々に変化していきます。
 
先ずはこれ幸いとばかりに踵を返し、尚すがる手を振り払う者。誰よりも顕著だったのは、秀頼の実母・淀の方でした。
言ってしまえば秀吉から子を授かり、その子が形ばかりとは言え豊家の跡継と公認された時点で、彼女にとっての秀吉が為す「役目」は終わった訳で。最早用無しとばかり、老いた秀吉の心を抉る様な言葉を容赦なく浴びせます。
すっかり老け込んでしまった秀吉に、その残酷な仕打ちに立ち向かうだけの余力はもう残されておらず。全ての雑言は彼の胸にダイレクトに突き刺さり、更に心身を弱らせていくのです…。
「息が臭い」と突き放され打ちひしがれて廊下を這いつくばる様は、何とも哀れでしたね。
 
そしていよいよ生死の淵を彷徨い始めた秀吉の耳元で、彼女が囁いた「復讐」…。この瞬間を叶える為だけに、彼女は秀吉の傍にいたのかと思うと…無機質な表情に、只息を呑むばかりでしたね。
「殿下の世継ぎは豊臣の世継ぎにあらず、織田の血を継ぐ天下人じゃ」…この言葉の真意が、果たして単に自身の生まれが織田の血筋である事を強調してのものなのか、はたまた父親が秀吉ですらないという意味も含んだ「織田の一人勝ち」宣言だったのか…。後者だとしたら、秀吉の精神的ダメージたるや計り知れないですよね…。
どちらにしても、それは既に虫の息だった秀吉を「ぽっくり」させるのに余りある破壊力だった訳で。最期迄何かを怖れる様な秀吉の死相が…グロテスクな後味を残しました。
 
 
それでもそんな醜悪さを隠せなくなった秀吉に、最後の最後迄甲斐甲斐しく寄り添った者…。足軽時代から苦楽を共にしてきた寧々様がそうでしたね。
かつては秀吉の女癖の悪さに激高したり、数々の喧嘩や意地悪を繰り返してきた寧々様でしたが。秀吉にとって、最後迄彼の手を取る事を厭わなかった「連れ合い」は、他ならぬ彼女だったのですよ。隆盛を極めた折には横でにこにこしていた淀殿との何たる対比…。
どれだけ痩せ衰えて、目も当てられぬ程耄碌しても。彼女にとっての秀吉は、いつ迄も屈託ない笑顔で生き生きと世を駆け回る彼であったのですね。決して胸を張れる晩年を迎えなかった彼に対して、「真の涙」を流してくれたかけがえのない存在でした。
 
…で、そこに何故かときたま千代さんが顔を出すのは最早スルーの方向で。いやもうね…とてもいち家臣の内儀が絡める場所でない所に彼女がいるのは、要は「歴史の目撃者」としての役割なんだなと最近では思う様になりましたよ。ようやっと(遅いな)。
あくまで一介の戦国武士(とその妻)から見た「天下人」の様を描く為…彼らはあちらこちらで「立会人」になっているのだなと。ですんであんまり度を超して関わったりしない場合は、そっとしておく事に致します…。

 
それからもうひとり。分類すれば淀殿と同じ「近江衆」にあたりますが、尾張衆に引けを取らぬ忠義を胸に抱いていたのが…五奉行の一人、石田三成です。
まだ若くもある彼は、寧々様程秀吉のありのままを受け入れる事が出来ず…以前の溌剌とした様と重ねてしまうのか、日々衰えゆく主の姿に幾度も瞳を潤ませていました。
死を伏せる為、人目を忍んで執り行われた慌ただしい埋葬…。心底辛そうに顔を歪ませる三成が、見ていて本当切なかったです。
来週からは更に波乱の展開が彼を待ち受けているんですよね…。うぅ、見るのが辛いなぁ。
 
 
その張本人となる家康は。秀吉の死を嘆く素振りを見せ乍らも…そっと口元で「長かった…」と呟く事は忘れませんでした。
さぁいよいよ狸親父の本領発揮です…!!唐沢利家のマッチアップも楽しみだなー。
 
 
 
こんな風に不気味な余韻を残した豊臣家の顛末。時を同じくして、山内家でもプチ騒動がありました。カタブツで鳴らした一豊の「側室騒ぎ」です。
 
…と言っても、推しているのは千代さんの方。先の拾の事以来、どうかして一豊の血を継ぐ世継ぎを残さねばという使命感に囚われた彼女は…若い頃はあれ程拒絶してきた、「側室」の存在を認める方向に動きます。
どころか、自ら女性を物色し、頑として拒む一豊に回りくどい段取り迄つける熱の込め様。そこ迄されては、流石の一豊も据え膳喰わぬは…となるかに思われましたが…。 
…千代さんだって、心の底から別の女性と仲睦まじくなる事を望んではいなかったのですよね。自分で仕向けた事乍ら、成り行きを想像して卒倒する程のショックを見せた千代さん…一豊はちゃんとお見通しでした。
皆の前で、これ以上の実子は望まぬ事、よって家督は、弟・康豊の嫡男の元服を待って彼に継がせる意志である事を堂々と宣言した一豊、とっても凛々しかったですね。
戦国人としてはかなり異質な決意でしょうけど、如何にも器用でない彼らしくて大河的には良いんじゃないでしょうか。
 
因みに原作ではもっと直接的で、千代さんに「お前じゃないと●たない」位の(!!!!)熱烈ラヴコールを送ってました。もーごちそうさまです!!
 
 
来週からは再び、暗雲立ちこめる天下の情勢…。三成が襲撃される事態に。
という事は子飼いのあの子やあの子の再登場が…!?うっふふ。

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コメント

cocktail-lightのbluestar1719です。
いつもありがとうございます。

利家の出番の少なさにはがっかり
でした。あんなに煽っておいて!

信長の死後、一気に駆け上がった
「あの」秀吉も老いたら最後は
こんなだよっていう感じがして
なんか哀れでしたね。
失禁まで描いたのはやり過ぎかな。

淀の描き方が悪女ですよね。
ワタシは淀<寧々派ですが、あれは
ちょっと極端すぎるような・・

bluestar1719様

こんにちは。
こちらこそ、いつも有難うございます!!

秀吉の失禁シーン…確かに一瞬見ていて固まりましたかね;
老人の汚らしさが本当リアルで、役者魂に脱帽しました。
只、食欲は若干減退しましたかね(笑)。

淀様は最初の感じだともっとかわいらしくムキー!!ってなるキャラかと思ったのですが…
想像以上に黒くて怖かったですー!!

それでは~。

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