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2006年11月 5日 (日)

大河「功名が辻」第43回

復活しましたー!!
一寸週後半から風邪っぽくなったり外出したり柄にもなく掃除なんかしたりしていました。
こんな風に更新不規則だから、ネタばかりが溜まっていくんだよなぁ…と反省しつつ。地道に書きたい事綴っていこうと思いますー。
 
 
さて、大河。結局1週間近く空いてしまいましたが…。
細川家ガラシャの壮絶な自害は、三成達大坂陣営に多大なるショックを与えた様で。その背景も味方し千代さんの「貴殿共々屋敷に火をかけまする」という脅しはずきりと堪え、大坂からの要請は徐々に軟化していきます。ガラシャの様な事態を再び招いて従軍中の諸将に刺激を与える事は、デリケートなこの時期には何としても避けたかったのですよね。
そう、諸将の心は未だ揺れている――。一応「上杉討伐」を旗頭に北上している家康の元には、多くの大名勢が集っている訳ですが。果たして開戦の狼煙が上がったならば、「天下様」豊臣家を立てるか「内府殿」家康についてゆくか…損得、打算、忠義、それぞれが抱く心情から、最後の最後での「決断」を、多くの諸将が下しかねていたのです…。
 
 
で、一豊様も随分考えました…悩みました。どちらを選ぶ事が己にとって悔いがないか、彼が出した答えは「内府殿にお味方仕る」―、だったです!!
 
そしてそうと決めたらば、直ちにその意を示さんと行動に移す一豊様。千代さんが上方に敷かれる網の目をかいくぐって届けてくれた書状を、彼は千代さんの指示通り「未開封」で家康に差し出すのです。それは三成からの、家康に対する弾劾状…。
すわこれにて三成決起や疑いなし、と目を通して判断した家康方は。この書状を確たる裏付けとし、即刻諸将に呼び掛けて大坂へと舞い戻る事を決断。家康の「推測」を「確信」へと導いたものこそが、一豊が提出したこの書状…だったのです。
 
そして一豊にとっても大きかったのが、この書状を「未開封」のまま渡した点。という事は一豊本人も家康の口から聞く迄中身の事は知らない訳で、それつまり「一も二もなく内府殿の指示に従う」との意志を、どんな言葉よりも強烈に示したんですね。
手紙好きで、手先が器用な千代さんが…文字通り、「功名の種」を届けてくれたのでした。
 
 
さて、一豊様の腹は決まりましたが、悩んでいる武将はまだ少なくなく。
中でもより複雑な悩み方をし、図らずも事の成り行きを大きく左右する影響力を持っていた大名は……。やはり、福島正則であったと思いますね(思わず色なんか変えちゃったりして)。
 
どの位重要かって、OPテーマの「シャーン!!(効果音)」直後に馬のシルエットと共に現れるキャスト紹介で、彼の名が出る位大事だったって事ですよ(笑)。
…多くの感想ブログ様達の間で「その回でのキーパーソンが分かる」と専ら評判になっているのが、このタイミングで紹介される登場人物でして…。六平太とか、ガラシャとか、話の流れの鍵を握る(であろう)人物がここらで紹介される事が多く、この回ではいよいよ正則にお鉢が回ってきたのです…!!
すげー嬉しかったですよ。思わず身を乗り出しちゃったですよね(もう本当落ち着いて)。
 
 
で、なぁんで正則がそんなに大事かと言いますと。先ず従軍大名の中では群を抜いての大身大名である事、それから何よりも…彼が「豊臣恩顧」の象徴的存在である、からなのです。
秀吉の長浜時代から禄を食み、ともすると父母の様に秀吉・ねね夫妻、ひいては豊臣家へ深い思い入れを持つ正則や清正といった子飼い達は、言ってみれば秀吉チルドレン。なだけに彼らの頭には、「豊家を守る」「秀頼を守る」という意識が、より一層強いんですね。政治家のチルドレンとはえらい違いで。
目先の利益だけでは動かない。そして彼らが一声挙げれば、形勢は一気に覆る可能性がある。
その危うさを重々承知している家康は、黒田長政を以て抱き込ませる事を怠りはしておりません。が、正則の心は…尚決しかねていました。
 
 
「治部は憎いが、内府殿も分からぬ。
どちらが秀頼様の御為であるのか…… 」
 
 
これ!!これなんですよ、正にね~(思わず拳に力が入る)。
 
小山会議の前夜に、悩む余り思わず感情を爆発させてしまった正則の姿。呟いた上記の台詞と共に、激しくて苦しい胸の内が描かれていたのはとても良かったと思いましたね。
前に見た蟹江敬三さん演じる正則は、表にガーッと激情を出すには出しているのですけど、心の深い深い部分では静かに葛藤を繰り返している感じで。たまに見せる表情からその「静なる葛藤」が垣間見えていたのが、本当に大好きでした。
今回の真っ直ぐな正則の苦悩も、彼らしい純粋さが感じられて非常に良い描き方だったと思いますね。重過ぎるプレッシャーを肩に背負って煩悶する彼の姿は、やっぱり胸に突き刺さります…。
 
 
…こう書くといかにも正則に大見せ場があったみたいに見えちゃいますが。これ、ものの数シーン程度の話でしたからね(妄想って恐ろしい)
中核はやっぱり一豊様、もうひとつの「功名」取りの話です…!!


山内一豊が関ヶ原で為した功績について、一般に広く伝えられているのが書状の話とこの発言、ですよね。その詳細な事実関係については、こちらでは雑学程度の知識しかないので他の方々に譲る事にしまして…。
内容をざっと記しますと、堀尾忠氏という若者から良案を聞き得た一豊が彼よりも先にその案を口にし、結果立身出世を果たし得た――という話。まぁ正に言ったもん勝ち、って感じの流れであった風ですね。
 
 
で、流石に大河でこれこのまんま描くにはちと賢し過ぎたのか、あるいは歴史的配慮なのか…。この回で描かれた展開は、結構気を遣ってるのが感じられるものでした。
先ず前夜に堀尾忠氏自ら一豊の元へ相談しに訪れている事、その案は父吉晴から授かった考えである事…そして会議の席では、気圧されて発言出来ない忠氏をそれとなく促し迄した一豊様(ですよね?)、そこから思わぬ方に転がってやむを得ず忠氏のアイディアを借りてしまってそれが大当たり、ってーな流れでしたねー。
流石に忠氏に発言させる様声をかけた…の迄は、ちぃっと気を遣わせ過ぎだった風にも感じたりしましたが(汗)。コトがコトだけに、綺麗にまとめるにはここら辺りが適当だったのかもしれませんかー。
 
んで、大河の一豊様は何処迄も律儀。つい忠氏の意見を貰ってしまった事に対し、会議後「…すまぬ」と直接頭を下げています。「違いますよ~あれはインスパイアです」なぞと、見苦しくのたまったりはしないのですねー。
この辺りはやっぱり上川さんの一豊様だなー、と納得させられる雰囲気があって良かったんじゃないですかね。真っ正直で、人を出し抜くのがどうも苦手とあってここ迄やってきた大河版一豊様なので。それを貫き通すのも、又ひとつの作品のかたちであるとも思います。
 
で、それに対して潔く「場に圧されて言えなかった自分が未熟でした」と言って許した忠氏が、又エライですよ~。
ともすれば一豊様以上の、人としての器の大きさが見受けられましたね。実に爽やかなシーンでした!!
  
 
因みにこの話について、掃除してたら出てきた『戦国武将一日一言』(童門冬二著/PHP文庫)に、丁度ここらの会話に関する記述が載っていました。ので、以下引用致します。
元ネタは『名将言行録』ですが、童門氏の筆によりかなり現代語調に意訳されています。

帰りに忠氏が、
「今日は、おぬしにしてやられたな」
とからかった。一豊は、
「すぐれた人の言うことを横取りすることを、大智というそうだ。今日の私は大智だった」
忠氏は人物で、そんな一豊を咎めることもなく二人で大笑いした。

本当、度量が広いよー。脱帽。
 
 
さて。言う言わないで後の恩賞に大きな差がついた、その発言の中身とは。「城も、兵糧も、屋敷も全て家康様のお好きな様に」と、領地ごとそっくり差し出す捨て身の提案。
これだけ言われれば、確かに家康と言えど相好を崩さずには入られません。けれどもそうなれば、戦に勝つ迄戻る所はなくなる訳で…口で言うより相当難儀な大勝負。
城に戻れず、野外で寝起きする臣下達がたまらず「本当に、徳川殿は勝つのですか」と一豊に問いかけます。それに一豊は、「勝つのではない、勝たせるのだ」――。
 
 
上川さんの目力で、この発言!!やっぱりキマってましたね♪
原作読んでても、「このシーン上川さんが演じたら様になるなー」と思っていただけに!!期待を裏切らぬ出来の見せ場にすっかり満足でした☆
口下手な一豊様の、一世一代の大演説!!かぁっこ良かったですよ~。
 
 
一方、家康方の動きを察知した大坂方。三成は、この戦を「豊臣対徳川」である事を知らしめる為に、秀頼自らの出陣を願い出ます。本当、これが実現していたら、きっと情勢は違う展開を見せたと思うんですよねー。
が、過保護な淀殿の反対にあってついにそれは幻に…。諸将の間にある温度差もイマイチ埋まらぬまま、決戦の地・関ヶ原へと挑みます…。
 
 
して、来週は関ヶ原!!一豊様の出番は…どうなるんだろ~。
またそれとなく正則出しちゃったりして下さい(調子に乗るな)。

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