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2006年12月17日 (日)

大河「功名が辻」第48回

最終回の1コ前の話です(苦)。
最終回は再放送を待つ事に致しましたー。スミマセ…だってテルが出るかもしれないと思ったら、つい!!(クラブW杯の事ですね)
 
さて。この回のタイトルは、「功名の果て」。正に「功名」を合い言葉にしてきた山内夫婦を象徴する様な、良いタイトルでしたね。
 
 
前回のラストにて、力の論理で「政」を行った一豊に対し、「お暇を頂きとう存じます」との意志を表明した千代さん。
えぇ〜又家出でカタをつける気なの〜、と、その時は正直思いましたです。
 
比べるのもナンですが。確か原作では、千代さんは家の中にとどまり乍ら一豊への反応がすごく冷ややかになる…という形を取っていた気がしたんですよね。
話しかけても、返事はひどく淡泊で。内政や日常生活には差し障りないだけの対応をしていますが、何処か心が遠い…空虚な反応。
こういった「静なる抗議」の方が、却って相手にはずしりと応えた気がするんですよ。
 
んですが、大河では流石それでは底意地が悪いと思ったのか…「こんな卑怯なやり方をするだんな様とは添い遂げられない」という気持ちから、千代さんは一豊との別離を決断致しました。
この期に及んで若い時と同じ手段での抗議ってどうよー、とは思ってしまったのですが…。
でも、ま、今回に関してはそれはそれで良い演出にはなってたと感じましたね。
 
 
相変わらずの頑固さは健在な千代さん。一度出ていくと決めたからには、その決意を変えさせる事容易ではなく…新右衛門の泣き落としにも、首を縦に振る様子はありません。
そんな中で、彼女の前に姿を現したは──涙の果てに仏門に入った、あの拾。今では「湘南」と名乗る様になり、六平太と新一郎の供養の為土佐迄やってきた彼が…「鎹」の役目を果たしてくれたのでした。
 
 
彼が千代さんに示した、「寛猛自在」という言葉。人の心は寛さと猛しさを併せ持ち、使い分ける事が寛容である、政も又然り──との考えを表現する為、用いた言葉です。
…一豊が(結果的には)命じたあの残虐な策が、果たしてここで言う「猛」の範囲に収めて良いものかどうか、その辺りは何とも承伏しかねる部分もありますが。しかし続けて話した、「自らの行いを省みて、犯した罪の重さに悩み苦しんでいる父上の方が、真っ正面から現実に向き合っているとは言えまいか」という内容には、感じ入る所がありました。
一豊の決断迄の苦悩も、事をしでかしてしまった後の憔悴しきった表情も、偏に彼が真面目一本な性格であるが故なんですよねぇ。そう考えると、彼のした事に同意は出来ませんが…気持ちのあり様については、一定の理解を示す事が出来る気が、します。
 
 
そして山内家が、こう迄して早急に土佐の平定をしなければならなかった理由…。未だ揺れ動く天下の情勢を踏まえた一豊の苦渋の決断があった事も、彼の口から明らかになりました。
土佐にも程近い九州には、今尚島津・黒田といった徳川にとって油断ならざる勢力が残っており。土佐の長宗我部迄が彼らと結託してしまえば、天下は再び争乱の世となる…。
そんな事態を防ぐ為にも、土佐は強引にでも収めなければならなかった…という考えだった様です。
 
 
ここらも原作とは、大きく路線を変化させている部分ですよね。単に展開が違うだけでなく、その意図にも違いが見られる模様で。
原作では、地道にこつこつ「功名」を重ねてきた一豊が、積年の夢に辿り着いた最後の最後であの「汚点」を残してしまい…千代さんの「あなたは土佐24万石を治める器の人物ではなかったのですね」といった表現で、2人のサクセスロードに幕を降ろす形となりました。
凡庸な人物が努力と運を武器に上り詰めた夢の場所…そこでのあっけない程お粗末な末路とでも言いますか。ツメの所でたった一度匙加減を誤ってしまった事が、華々しい勝ち組人生をこんなにもいびつな味わいに変えてしまう…その儚さ、滑稽さをからりと描いていたのが、強く印象に残ったんですよね。
この後味が、「功名が辻」という作品の最後のかくし味だと思っていただけに、大河ではどうなるか注目していたのですが…。
 
 
…ですが大河ドラマという舞台で描くには、一寸皮肉が過ぎていたからでしょうか。ドラマの方は、一豊が為した「政」に対しての言い分、加えて一定の結論づけをする事を中心に据えた話運びになっていました。
ご子孫からのご意見もあったそうで、その辺りも反映させた作りになったみたいですね。
 
個人的には原作の結末がこの作品の醍醐味…かなぁ、と迄思っていたんで。少し路線がずれてしまった事には、あららーと味気なさを感じたりもしてしまいましたです。
まぁしかし、天下のNHK大河である事を思うと…この辺りに収まるのが丁度良いのかもな、と。
一豊側の主張にも押しつけがましい正当化はそう強く感じませんでしたし、話もまるーく収まった所を思いますと。これはこれで演出の範囲なのかもしれません、かね。
 
 
…スミマセンこの時期になって重箱の隅をつつく様な比較論を繰り広げてしまいました…(汗)。
あ、そうそう!!忘れちゃいけないのがこの回の正則ですよ(別に忘れても差し支えない場面でしたが…)。家康がよもや亡き太閤の恩を忘れて秀頼に牙を剥きはしないだろう事、万一起こりかけても関ヶ原先鋒の功を為した自分の言葉に耳を傾けぬ筈はない事……これらを本気で信じちゃってるのが、伝わってくるシーンでしたね〜!!
こんな展開持ってこられたら、彼のその後も描いてくれちゃうのかと期待しちゃうじゃないですか…ッ!!(ぬか喜びするにも程がありますよ)
…まぁ実際はあり得ないでしょうけどね(冷)。分かってます…分かってますとも…(そっと目を逸らす)。
 
 
最終回は昨日、再放送で見ました。
その話は又後程〜。

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功名が辻最終回です。いやあーよかった。この恋愛大河ドラマ。。。。 [続きを読む]

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