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2007年1月 4日 (木)

新春ドラマ「明智光秀~神に愛されなかった男~」

を、見る直前の母との会話。
 
 
私「そうそう、今日9時から明智光秀のドラマやるんだよね~。
  それは一寸見たいな」
母「あぁ、あの細川俊之がやるってやつだっけ?」
 
 
…ごめんなさい母上。勘違いにしたって欠片も想像出来ないですそんなドラマ。
どんだけねちこい光秀になるんですか。つうかそもそも時代劇になるんですか。
 
 
正解は唐沢利明です(一応)。そんな光秀ドラマの話。
 
本能寺にて信長を討ち果たし、しかしその後が続かず敢えなく秀吉に倒された明智光秀。
文武に優れ、文化や伝統を重んじ…繊細で思い詰め易い心の持ち主、というイメージを持たれている人物だと思いますね。
その性格故に、あまりに革新的だった信長との折り合いが悪く…様々な外的要因が積もり積もった結果、あの「謀反」に至った――というのが一番一般的な定説になっています。
が、今回のドラマは、真面目一本で正義感に溢れた光秀像で。従来の生真面目な人物像、苦悩を内に抱え込んでしまうカタさは描きつつも、糸が張り詰めた様にピリピリしたムードはあまり彼から出てきてませんでしたね。
 
 
最初は唐沢さんのハリのある雰囲気が、「たまりたまって本能寺」な悲壮感とどうも繋がらないよなー、と思ってましたが。見ていく内にその勢いが、真面目に実直に物事に取り組んでいく光秀の人物像と段々にマッチしていきましたね。
唐沢さんの演技がすとっとまっすぐ突き抜ける様な情熱を纏っていたので、鬱々悶々とした光秀の様子はあまり感じられなかったです。
故に物語の方にもさほど湿度は感じられず。明智光秀という人物から思い描くイメージよりは、良い意味でさらっとまとまっていたと思います。
 
 
そんな光秀と好対照を成すのが秀吉。何でも正面から物事を捉えてしまう光秀に対して、秀吉は適当な所で避けかわす術を心得ております。
「金柑頭」と言われて羞恥のあまりうつむいてしまう光秀と、「サル」と呼ばれて「サルでございます~」とおどけてみせる秀吉。そんなへらへらした秀吉に出し抜かれまいと気を張り詰める光秀と、分からない事は躊躇いなく光秀に助言を求めに来る秀吉。
…信長にしてみれば、足して割ったら丁度良さそうな2人であったんでしょうね(笑)。そういう意味では、確かに人間を見る目は優れていたのだと思います。
何かにつけ視界に入ってくる秀吉の世渡り上手さに、最初は渋い顔をしていた光秀でしたが。秀吉という男の懐の深さ、抱く志の強さを知るにつれて…彼の心は徐々にほぐれ、やがては悲壮なる「決意」を固めるに至るのでした。
 
 
中盤迄の戦友であり好敵手でもある、的な光秀と秀吉の関係は、個人的には悪くなかったと思います。互いの志を認め合う故に生まれる信頼感っていうのかな。そこら辺が何となく戦国人らしいな、って感じがして良い描き方だった気がしますね。
うーん只、ラストの対決では何だか馴れ合いっぽい演出になっちゃってた気がして。約束だ何だって考え方を持ち出したのは、一寸甘っちょろかった様にも思えました…ね。方向性としては嫌いじゃないんだけどー何だろ…もう一歩踏み込んだ信念が見たかった様な…。
本能寺直前の光秀が言った「自己犠牲的覚悟」も、それ迄のパッション溢れる行動を思い起こすとそんな回りくどい事せんでもお前さんならしっかりやっていけるよとついつい思ってしまいましたし(スミマセン…)。せっかく「金柑の実が落ちて…」の行自体が良い台詞だと思っただけに、ここらの描写がやや浅かったのは残念ー!!
…あーそれと、あのラストの西部劇風な両者の対峙は何だったんでしょうか……(爆)。本能寺での信長とのやりとりと言い、「戦のない世を作る」→「瑠璃色の海が見たい」への微妙なシフトチェンジと言い、終盤一寸謎めいた路線変更が目立ったのは気になりました。
 
 
それでもまぁ、なかなかに面白味のあるドラマだったと思います。何と言っても楽しかったのは勝家の憎めない人物像!!(そこかよ!!)
ドラマ「太閤記」では、あんまりにあんまりな扱いだったもんでねー。こちらではも少し名誉が回復されてて嬉しかったです…。そうそう、この豪猛でヌケた所があるのが勝家なんですよー!!(…え?)
比叡山攻略の際はファイト一発な演出迄組み込んでくれてて!!しっかりと笑わせ堪能させて貰いました(笑)。
 
 
上川隆也さんの信長もかなり良かったです。重々しい役もちゃんとこなしてくれますねこの方は…。
信長を演じるに当たり必須項目である「色気」も、きっちり醸し出してくれててグッドでございます(必須…)。蚊を仕留め乍ら命を下す気分屋丸出しなシーンもすっごくかわいかったですしー!!(段々方向性がズレてるのに気付いてますか)
実は当初「甘口信長とはりきり光秀」な構図をどうしても想像してしまってただけに、改めて両役者さんの演技の幅広さに脱帽致しました…。や、浅はかな先入観で早合点してしまって、申し訳ありませんでした(礼)。
 
 
それから気に入ったのが、光秀の2人の娘達~。はしゃぎ方がとってもかわいかったです。確かにあの年頃の女の子って、ああいう割れ気味の声音でおしゃべりしてますよねー。
自然な愛嬌とかわいらしさが感じられて、良いなぁと思いました。「(サルに)"お"をつけるでない」のシーンは微笑ましくてツボったです(笑)。
 
 
それと長澤まさみさん。年齢的に人妻&2児の母、を演じるには大変じゃないかな…と思ってましたけど、見事に彼女なりの役を引っ張り出してましたね。
この女優さんの凄いなぁって思う所は、この「役を自分のものにする」才能だと感じてまして。演じる人物像を自らの中に取り込んで、自身の放つオーラを纏わせて表に出す事が出来る…そこの部分に天性のものがある気がします。
存在感もしっかりあって、今後が楽しみな女優さんですね。
 
 
こんな感じで、本年の時代劇初めは無事完了致しました(笑)。
次は白虎隊ですよね!!さりげに時代劇似合いそうな2人の共演なんで、楽しみにしてます~。

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