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« 083 「紅茶」からイメージする本は? | トップページ | 北方謙三著『三国志』 三の巻 玄戈の星 »

2007年10月29日 (月)

019 「お酒」からイメージする本は?

飲むもの繋がりで今度は「お酒」、参りましょうか(いくら飲み物でも、先に答えた紅茶とはえらい違いますよ…)。


この言葉から連想する本として、池波正太郎の『戦国と幕末』という本を挙げたいと思います。
小説ではなくて氏の戦国〜幕末時代迄の人物語りが中心の歴史エッセイなのですが、目次からして

・秀家と昌幸と酒
・福島正則と酒
・堀部安兵衛と酒

…と、酒にまつわる話もなかなかに盛り込まれている本なんです〜。


全体としてはこの間の歴史がどの様にしてつくられてきたか、そして人物達はどの様に生きてきたのか…を綴っているのですが。
この「酒」が関わった逸話では特に、人物達の人間臭さが滲み出ていて味わい深いです。
どの人物も酒を愛で、時に飲まれたりもしつつも…その一献一滴を大切に、大切に味わっていて。父子の絆を伝える酒、かつての敵将に贈った酒、長年の知己と身分の差を超えて楽しむ酒…。嗜む量は多くなくとも、身体の奥迄じんと沁み渡る様が実に良く伝わってきますね。

そして何より筆者の池波氏自身も、酒に対して非常に深い愛情を抱いているのが窺える筆致で。
次の様な文章からも、その優しい眼差しがしっかりと伝わってきます(以下、池波正太郎著『戦国と幕末』(角川文庫)より抜粋)。

権謀と戦闘の渦中を必死に泳ぎわたっていた武将達の心身をなぐさめるものは、やはり酒が第一であったろう。それだけに、彼らの激烈な人生は酒の香と共に、さまざまな〔思い出〕が強く印象づけられていたにちがいないとおもう。

何だかこういう酒の味わい方って、人生の酸いも甘いも乗り越え生き抜いた人にのみ許される「特権」の様にも思えます。いいな、そんな深みのある世界。


本自体も池波氏独自の歴史観が多分に綴られてますが、決して押しつける様な中身になっていないので。文章もかなり読み易く、特に幕末は数々の「生き証人」達の話も聞けて、とても引き込まれる切り口の語りが詰まってます。
ここら辺の時代に若葉マークな方、噛み締める様に味わってみたい方、小説をどうも敬遠しがちな方…幅広く楽しんで頂けそうな本だと思いますね!!
私にとっても何度も読み返したくなる、お気に入りの1冊であります☆
 
 
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企画元様→「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」

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