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2007年10月25日 (木)

ドラマ「相棒」シーズンⅥ 第1話

ささ、今年も遂に「相棒」の季節がやってきましたよ〜。秋ですねぇ。


何てしみじみ言っちゃあいますが。実は毎年、結構見逃す回数も多かったりして…ます…(汗)。
やー面白くて興味深い作品なのは間違いないんですけど、私自身がもともと連続ドラマを連続して見るのがどうも不得手なもんでして(爆)。毎年見落とした回数振り返っては悔やんでおります…。
でも時間帯にはかなり恵まれてるドラマですから、今季はもっとちゃんとお付き合いしていきたいですね。


さて初回の今夜は2時間スペシャル。のっけから早速、社会問題に鋭く切り込む展開を見せてくれました…。
事の発端は警官銃殺事件。誠実な人柄で正義感が強く、地域の人々からも親しまれている評判の警官がある夜…真正面から銃撃を受け、絶命します。弾は心臓ど真ん中に1発、ほぼ即死状態でした。
やがて浮上してきた被疑者は、かつてこの警官が直接捕まえ刑務所送りになった銃の密売人。半年程前に出所していましたが、部屋からは又多くの拳銃が押収されました…。しかもこの男、警官に未だ恨みを抱いていた様子。
最初は殺害を否認していた男でしたが、警察側の執拗な取り調べを受け…とうとう「やりました」と口に出します。それからは供述通りに凶器も見つかり、犯行はまず間違いないと断定される運びとなりました。


そして争いは司法の場へ。この事件の刑事裁判には、ひとつ通常の裁判とは異なる色合いを含む点があります。それは――「裁判員制度」の導入。
諸事情により裁判員制度の開始が前倒しされ、この裁判から試験的に導入される事となったのです。
被告の自白が取れての立件、それに凶器の発見もその自白によるものである為信憑性は高く。試験導入向きの比較的円滑に進む裁判と、当初は見なされていました。ところが、初公判での被告の第一声は「私は殺していません」――。
裁判は突如、警察側の自白強要の有無についても焦点となり、更には…その個人情報の保護が約束されている筈の「裁判員」が、無残な姿で発見される展開へと進んでいってしまうのです…。


まるで恫喝同然の取調室での実態、その罵声の繰り返しに徐々に判断能力を奪われ意識朦朧としていく被疑者、そして秘密は守られると言い乍ら、一番知られるのを危惧する人物達(被告の関係者やマスコミ等…)の前に顔を晒さなければならない裁判員制度の現実…。
初回から作り手の気合いが伝わってくる、かなり突っ込んだ設定でありましたね。
冒頭の強引な取り調べからして、今正に時事問題でもある根が深いテーマのひとつで。いくら否認しても覆い被さる様に返される警察側の怒声に、頭がぐらんぐらんと揺れていく様子は…うわぁこれありえるかも、と一寸身震いすら覚えます。
こういう切れ味の鋭さは確かに相棒〜。


そして裁判員制度。これ又審議の模様がかなり具体的に描かれたり、専門家でない故マスコミや世論の動きについ流されてしまう脆さが表現されていて、興味深い作りでありました。まぁ現実には制度自体がまだ始まっていないので、細かい演出の問題点やなんかはお詳しい方に譲る事に致しますが…。
流石に実際公判中に裁判員がアヤシイ死に方をしたり、更には総入れ替え、情報漏洩…なんていうのは、よっぽど架空の世界であるとは思いますが。しかし全くそれに似た事態は起こり得ないかと言えば、断言し切れない空恐ろしさを感じます。
こういう不安な気持ちがよぎってしまうのも、まだこの制度が十分に世論の理解と同意を得られていない…現状があるからではと思ってしまいますね。そうすると、作品中で示唆された「時期尚早」という考えもつい併せてよぎってしまいますけれど…。あーでもやっぱちゃんと勉強してれば(と言うか理解しようとすれば)分かるものなのかなぁー。
それにしても、フィクションとはいえこんだけデリケートな問題を抉り出す様に描いて、指導というか注意みたいなお達しは…こないもんなんですかね?(余計な心配)開始前の段階だし余計に…。最後の右京さんのひと言が、結構中和してくれたとは思いますけどー。


こういう重苦しい展開の中で。裁判長が静かに発した言葉が、非常に心に残っています。
「裁判は被害者遺族の復讐の場ではない。何故なら被害者の死因が殺人か事故かで、遺族の悲しみは変わると言えるのですか?」
すごくぐさりと刺さる内容だったんですよね。悲しみそのものは変わらないにしても、どうしようもない不運な出来事によりかけがえない人を喪った事と、今この目の前で命を奪った張本人が「裁き」を受けようとしてる様を見るのでは、その心情に違いがあるのは当然な訳で。
けれども、確かに遺族の計り知れない悲嘆・無念はどんな状況でも変わらない以上――そこに「種類」の差はあっても「程度」の差を計る事が出来ない以上は、それを「法律」に逐一反映させていてはきりがない。これも又、人を裁く「責務」を負う立場からすれば本当の所なのだと思います。
この裁判員制度はその点で右京さんの言う通り、少しでも遺された側の立場に立った司法を…という願いが込められているのかもしれませんね。そう考えると色々不安はありますが、もう始まると決まった以上はこれが形骸化するだけの制度にならぬ様にしなければいけないのかなぁとも感じました。
それでもやはり心配の方が自分は大きいんですがね…。一寸人を裁く「覚悟」はまだないです。

裁判長には最後結構などんでん返しが待っていましたけど、彼の発した数々の言葉はこれにより薄れてしまわないで欲しいなぁと切に思います。


今回はこういった社会派路線の内容の方が印象強かった為、真犯人の解明や謎解きの方は割と普通な印象でした〜。
相棒シリーズのもうひとつの特徴である、犯人側の同意は出来ないけど理解出来なくもない様なやるせなさ伝わる心理…への描写は、今回薄めであった気がします。犯行の動機は普通の2時間サスペンスで見られる類の短絡的な感じでしたしね。
それとーあの犯人はどちらかと言うと、単に右京さん達との接触が少なかったから「意外性」が生じた気がしますねぇ。登場時から臭う所はぷんぷんあった様な…。大体、月の拳銃摘発ノルマを達成出来なかった事がない=何かウラあるな、と邪推してしまう所が僕の、悪いクセ(そっと人差し指を立ててみる)。



うわ、はじめからこちらもスペシャルサイズな長文になっちゃってすみません…。
又秋の夜長に楽しみがひとつ増えました☆今年は頑張って見続けるぞー。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
私も、昨日、この番組をみました。
そして、その感想をブログ記事にしました。
 
あつかましいのですが、TBさせて頂きました。

エカワ様

いらっしゃいませ。
レスが遅くなってしまいゴメンナサイ。
コメント&TB、どうも有難うございますー。
裁判員制度について、かなり突っ込んだ形で
問題提起していた内容でしたよね。
エカワ様のご意見、興味深く拝見させて頂きました。
私もこの回は、結構内容そっちのけで
こちらの方にばかり思いを巡らせてましたねぇ(^^;)あんまり深かったので。

それでは、宜しければ又いらして下さいませ☆

始めまして、ブログ村の「相棒」コミュから
こちらへお邪魔しました

今回の「相棒」は、「裁判員制度」の
問題定義が、あまりにも大きくて
「推理」の面が薄れていたのが
ちょっと残念です。

でも、こういう話題を扱うのはすごいです。
自分の事の様に見てました。

長々と失礼しました

おくにとらプー様

初めまして。
ご来訪&コメント誠に有難うございます☆

そうなんですよ、この回は推理ドラマとしてより
社会風刺めいた色合いが強くて、私も謎解きそのものには
至って普通な印象を受けてしまいました(^_^;)
関連して自然と、各キャラ達の出番も控え目だった様な。
こういう密度の濃い話も好きですけど、刑事ドラマとして
唸らせられる話もこれから期待したいですね!!

わ、こちらこそつい熱く語っちゃってスミマセン;
それでは、失礼しますー。

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