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2008年8月 7日 (木)

北方謙三著『三国志』 四の巻 列肆の星

お久し振りです。
そして超~~久々に、北方三国志感想、いってみまス!!
クソ蒸し暑い日々を吹き飛ばすには、クソ暑苦しい漢達の世界に没頭するのもひとつの手段ですよね~(そうでもない)。
逆の発想です(どうと言って逆でもない)。
 
 
えー、前巻の3巻感想書いたのが昨年の10月、とまぁ物凄い放置ぶりかましてしまいましたが…。
あの後多少(?)の間を置いた後に、実は一気に赤壁迄突っ走っておりました(笑)。
ので随分と、現在地点と感想地点の差が生じてしまってますが…。ま、一応地道に1巻ずつ語っていこうかと思いまっす。
 
 
この4巻の最大の山場…は、やはり曹操vs.袁紹の「官渡の戦い」でしょうねー!!
前巻にて強敵・呂布を打ち倒し、漸く周囲の勢力達へ目を向ける態勢が整えられる様になった曹操。やはり先ず狙いを定めたのは、圧倒的兵力とネームブランドにて河北四州を統一した袁紹でありました…。
互いに相手に対し、あれを長くのさばらせる訳にはゆかぬ、といった思惑がある様子ですね。
 
しかし曹操の側は、決していまだ盤石な構えで臨める訳ではありません。外は北の袁紹以外にも南に孫策、南西に劉表、ついでに劉備は相変わらずちょろちょろしており…更に内に目を向けても、保護している帝が不穏な動きをし始めたり~と、なかなか一方向に集中出来ずにいるのが悩み(頭痛)のタネです。
対して袁紹は、どーこかどっかり胡座をかいている余裕の構え。曹操が真ん中に陣取ってくれてるお陰(??)で他に脅かされる外敵もなく、一先ず眼前の曹操を潰してそれから順繰りに下っていけば良いやーって具合に割とのんびり、したたかな姿勢で向き合っているのです。おまけに三十万にものぼる強大な兵力。
今明らかに勢いがあるのは、連戦に次ぐ連戦で勝利し続けている曹操。しかし流石に殆ど倍の兵力差ある袁紹相手では…と、周りの目は自然袁紹有利、の見方へと傾いていくのでした…。
 
 
要はそんな袁紹にとって唯一付け入る隙である「油断」。ココを崩し所とした曹操軍の気合い満タン先手必勝方式に、どんどん気持ちが盛り上がっていく展開でありました!!
曹操らしく緻密に、慎重に事を組み立てていく姿勢は勿論あるのですが。しかし何せ相手は倍の兵力ある巨大勢力、緩みや隙はそこここにあるものの、何せ足場の規模が大きいだけに迂闊に仕掛けられない状況。おまけにこちらの内部では帝や「鼠」がこそこそうるさい。劉備も何かと視界の隅をさささと掠めて何か鬱陶しい(…)。
そんな不利な条件ばかりが揃う中、最後は何が曹操を挫けさせなかったのか――。それやはり気合とど根性、でありましょう。野心なんて小綺麗な言葉だけでは言い表しきれないと思います…。
どう足掻いたって倍の兵力差は埋まりっこないんだから、やるだけやって考えるだけ考えてそしたらもう突き進むしかないんでしょ、と。後はもう意地で。気迫で。根性で。そうど根性は理屈を凌駕するのです(どーん)。元気があれば何でも出来る(それは猪木)。
…なんて茶化して言っちゃいましたが。曹操の上手い事開き直った「勢い」と、変わらず両立している「冷静さ」、…それ故にもたらされたと言える、許攸が持ってきた「好機」――。これらの合わせ技がやがて、袁紹を「単にデカい顔してる傲慢男」へと引きずり落とす事が出来たのだろうと思います。
 
 
こうして「気付けば」追い詰められていた袁紹。そう気持ちさえ引き締めていれば察知出来る場面は幾度もあったのに、それに目を向ける気すら起こさなかった彼は正に「気付けば」曹操の勢いに完全に押し流されていたのでした。それ程迄に、袁紹は自らの兵力と家名に溺れていた…と言えるのでしょうね。
袁紹に仕える者達の優れた人物から順に、彼の虚飾にまみれた姿に気付いて失望していき…やがては袁紹ひとりが踊り続けている様は、何だか滑稽でありましたね。張郃・高覧の冷たい視線を感じ取る事もなく、唾を飛ばさんばかりに下知を飛ばす袁紹の姿は、必死であればある程どうにも惨めで何やら寒々しい印象を残しておりました。
 
 
 
と、官渡絡みで随分量を語りましたけれど…。他にも気に入った部分を少々。
曹操と袁紹の対決より前には、劉備が自ら出陣もしてきた曹操軍に為す術なく潰走し、せっかく手に入れた徐州を追い出されてしまったのですが…。その時の関羽のあくまで芯を曲げない姿勢、それと張遼との男気溢れる友情には胸が熱くなりました!!かっこ良すぎてぞくぞくしちゃいましたよマジで。
北方先生、こういう男の世界を描かせたら天下一品ですね…(痺)。忠義に生きる両者が互いを認め合っている姿、素敵です。
 
 
それから悲しい話になりますが…揚州の孫策が毒矢に打たれ、余りに若すぎる死を迎えてしまいました…。
ある意味で劉備よりも自由で、曹操よりも活力に満ちていたであろう孫策。彼についてはもしもっと生き長らえていたら…と思うと、楽しみだったり切なかったり様々な気持ちがこみ上げてきちゃいますね…。
孫家にとっては大打撃ですが、時代は徐々に彼らへも舞台を用意し始めている様。今後の曹操・劉備らとの関わりが注目されますね。
 
 
 
…第4巻の語りたい部分、はこんな所でしょうか。
読み終えてだいぶ経つので、感想ももっとあっさりするかなーと思ってました…が…(汗)。ざっと再読した効果(…)もあってか、やっぱりねな爆盛りになっちゃいました♪(最早言葉もない)…毎度乍らお付き合い下さった方、本当にお疲れ様でした(深々)。
残りの読了分も、近々一気に感想書き上げていきたいと思ってます!!汗だくになりつつ頑張るぞ!!(その意気込みは何なのか)




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