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2010年2月12日 (金)

山本一力著『お神酒徳利―深川駕篭』

長ーい事積読っていた本を、漸く読み終えました。
文庫化が待ち切れず単行本を買ったのに、読み終わる前に文庫化されてしまったほろ苦い一冊。
 
 
イキの良い江戸っ子駕籠かきコンビ、新太郎と尚平が活躍する「深川駕籠」シリーズ第2弾です~。
前作のあったかい雰囲気が好きで、続きが読みたく入手しました。
(前作の感想は少しだけ語ってます。こちらからどうぞー)


前作から変わらず息の合った名コンビとして、駕籠かき業に勤しむ新太郎と尚平。基本的に恙無い日々を送っておりますが、それぞれにそれなりの状況に置かれておりまして。
尚平は前作でめでたくおゆきと気持ちを通わせたものの、彼の生真面目な性格からどうも日頃新太郎&仕事を優先させてしまい、彼女とは未だ想いを伝え合ったままの状態。おゆきも物分り良く彼の心情を理解しているのですが、それこそが新太郎の悩みの種となっている事実が…。尚平が心底おゆきを想っているのを知っているだけに、何とか自分に気を遣わず、想い合った男女らしい付き合いをして貰いたい…その事に日々心を砕いております。
しかしその新太郎も、勘当された実家との関係修復を未だずるずる先延ばしにしている日々で。どんと腹を決めて向かえば案外上手くいきそうなのに、どうしてもその腹が決まらず、この話になると日頃の威勢の良さが鳴りを潜める彼の姿に、尚平も又憂えていたのでした。
 
 
今作は彼ら2人のこういった環境を踏まえつつ、お互いを思いやる友情を描く場面が多く見られる作風となっています。
前作は意地と誇りを賭けたバトルや、新たに築かれる人間関係といった、色々周囲の環境にも動きがありましたが。今回はその辺りが落ち着いた分、作品全体のトーンもおとなしくなった印象がありますね。単発的な事件は起こるのですが、大きな流れにはなっていかない感じです。
作品全体に変わらず漂うあたたかさは、やはり心地良いですー。が、上記の様な作品展開も相俟って、今回は些か締まりのない印象もあったかなぁ。皆良い人達でほっとするのですが、物騒な展開の時にも何処かふわふわした温もりが残っていたので、所々にもう少し緊張感があっても良い気がしました。
 
 
とはいえ、表題作の「お神酒徳利」はなかなかに手に汗握る展開で、はらはらどきどきしながら展開を見守っておりました!!
それと新太郎の心情描写も、彼のもどかしい気持ちが伝わってきて良かったです。尚平には己の心のままおゆきとの関係も大切にしていって欲しい、と心底願っているのにいざ自分ひとりになると身の回りの事すらろくに出来ない始末…そんな自分が不甲斐なく、情けなくて歯噛みする思いでいる姿は、切ないですがそれだけ尚平への思いの深さを感じました。
 
 
そんな新太郎にも、実家との関係で変化が見られたり、本人無意識の内に春の予感!?があったりと、まだまだ今後が気になる様子であります!!
ちょっと調べた限りでは続編は出てない様なんですが、どうなるのかなぁ。人柄の滲み出る人物達に愛着も湧いているので、せっかくなら落ち着く迄見届けたいと思ってます。
 
 
 
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