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2016年2月の1件の記事

2016年2月21日 (日)

今年の大河「真田丸」が良すぎてですね

またこのブログに戻って参りました。
最後に更新したのは2013年かぁ。時折ふと気になっては、放置しっぱなしよりもすっぱり削除した方が良いのかな、なんて思ったりもして、それでもついついまた放ったからし続けて今に至る訳ですけれども。
今年の大河「真田丸」がとても自分的ヒットで、Twitterで語る感想がだんだん熱くなってきているのを自覚し始めたので、こういう場所にまとめようかなと思い立ったのでありました。
昔のようにしっかり記事としての感想が書けるかどうかは、ブランクによる能力面で厳しいかなぁと感じていますが。基本はTwitterで強く語った部分をベースに文章として整える、程度の内容として、これから気の向くままにまた記事上げてこうと思います。よろしくお願いします。


もう何話か進んでいますので最新の第6回の感想をベースに、これまで見ていて好きだなーと感じたところの話を。
第6回で好きだったのは、昌幸と信繁が信濃の夕暮れを見つめながら心を通わせ合うシーンでしたねぇ。この回もだけど、作中で昌幸信繁と信幸のこの先の歩む道の違いを感じさせる部分があるなとは、以前から思っていて。この場面も、それをひとつ印象づけるようだったなぁと感じました。
信幸は本当に真っ直ぐで、誠実で、正しい。だからこそ昌幸は真田の家を継ぐ者として見込んでいるし、揺るがぬ全幅の信頼を置いている。けれど魂の共鳴というか、心情的に近くで寄り添っているのが信繁なんだろうなぁ…と。やがてともに九度山へ送られ、そこで生涯を閉じる昌幸の傍に最期まで居た信繁が、その父子が今回こうして気持ちを通わせる、故郷の美しい風景を眺めながら…という姿がとても胸に響いて、良かったです。この光景が昌幸最期の場面で活きてくるのかな…という期待も抱いていたり。想像すると一気に切なくなりますが。
あと個人的に、私が長野史跡巡りで目にした夕暮れを想起させまして。場所は全然違うけど信繁が語ったような山々に沈み行く夕日があって、それが本当に静かで、その静けさにかつて戦乱の世を生きた人々もこの風景を見ていたのかなと、その時はきっと穏やかな時間だったのかなと感じたのを思い出しました。それもあって、この回は自分の心に響いたなぁ。話としては昌幸父ちゃん開き直って元気になったよ良かったね!くらいの進み具合でしたけど、あの信濃の風景を語る場面が個人的に胸にしみたので好きな回です。
この回の真田丸で信繁が語った郷土への想い、これが彼らの行動原理であるのを改めて印象づけた回だったなぁとも。自分の生まれ育った場所が、風景が、人々が好きで、その場所を守る為に戦っているのだなと、それが歴史的な出来事と時に重なりながら生きていく人々を描いているのだなと、改めて感じました。
これは真田丸を見始めてからずっと感じている事で、このドラマを信頼を伴い楽しんでいる部分でもあります。初回の武田勝頼の描写とか、今だと大河ドラマでは大抵大きな山場として盛り上げにかかる本能寺の変をあっさり終わらせて、その後のてんやわんやに重きを置いていたりとか、正に「その時代を懸命に生きた人々」を真摯に描こうとしているんだなって感じたんですよね。歴史上の大きな出来事に無理矢理絡めて存在感を描くのではなく、そうじゃないところに人々の戦いや生きざまはあって、それが後世に語り継がれているのだと。歴史上の人物描写は史実だって諸説あるし一概に良し悪しは言えないけれど、所謂モブとか引き立て役を作ろうとせずに、その時代を生き名を残した先人を大切に描こうとしているように感じました。それぞれの人物に対するリスペクトを感じます。
特に武田勝頼の描き方で、あぁこのドラマは信用出来るなって思いましたね。何か上からな言い方ですがw 勝頼って真田が主役だと特に、意志の弱い傀儡二世とかにされて真田さんカワイソーな流れにもってかれる事も多いなって感じてたので…良かったですあの扱われ方は。


それからもうひとつ見始める前に懸念していた、兄信幸が弟信繁の安易な引き立て役にされやしないだろうか、というのも、見事に払拭してくれました。嬉しかったです。
第3回で昌幸が信幸に「お前は嫡男だから、自分に何かあった時は真田家はお前に全て託すつもりで残すんだ。頼んだぞ」と語った場面で、ぼんやり感じていた作品への信頼が確信になりましたね。あれを連れて行くと言った信繁本人の前でスパッと言い切る昌幸には凄みを感じたし、信幸がそれですっと気持ちが据わったのも単に鬱屈した嫉妬心が解消されたんじゃなくて、父の覚悟を汲み取って自分がこんな小さな事でうじうじしてる場合じゃないって自覚したんだよなと。単なるご機嫌取りだったら信繁のいないところで耳打ちすれば良い話だし、あの昌幸だったらそのつもりだったらそれなりのやり方してただろうから、敢えてあの場で言った事にはものすごく説得力がありました。そしてだからこそ、信幸が覚悟を感じ取ったのだなというのも伝わりましたね。あの時の信幸の表情が最高に良いです。
この先の昌幸の生き方を改めて思うと、ここで信幸に語った言葉は、この先ずっとずっと変わらない昌幸の思いをはっきりと語っていたんだなぁと感じます。胸に迫るものがある。

そして信幸信繁兄弟が、お互いの気性を知りながら心から信頼してるんだなってのが、端々で感じられてまた良いんですよねぇ。信幸は狡猾な父と奔放な弟に挟まれて苦労してる凡庸常識人ポジと思わせて、ちゃんと嫡男の自覚あるしその肝も座ってるし、弟に対してしっかりお兄ちゃんしてるのが良い。権謀術策すぎて父の考えに時に追いつけず人知れず苦悩を抱える信幸と、そんな兄を無邪気に慕う信繁と、そんな弟の才気走った振る舞いや父の心証を思うと正直心中穏やかではないけれどやっぱり弟の事は大事だし父の事は尊敬している信幸と、もう本当この兄弟素晴らしい…。そして両者の、堅実な信幸と変化を楽しむ次男坊信繁、って対比も感じられるのが興味深いです。
もう今から関ヶ原~九度山の描写が楽しみで楽しみで仕方ないです…。だいぶ先の話でありますが。言うて本能寺がもう終わってるし、良く良く数えた(?)ら案外そう遠い話ではないのか…?とも実感してきました。何となくその、昌幸公の人物描写が個人的にもツボすぎて、つい秀忠足止めの辺りをクライマックスの照準に脳内で定めてしまいかけてたのですが、これそういえば信繁が中心だしタイトル見ても大坂の陣までいく訳ですよね…?今更何だって話ですが(;´∀`)そう考えると関ヶ原の戦いがやってくるのはもっと手前なんだよなと、あれ昌幸パパ見られるのもそんなにいつまでもって訳でもないのか…!?ううう今から考えるだけでさみしい…すっかり草刈正雄さんの昌幸公に惚れてしまっています。


この草刈氏をはじめとして、おじさま勢のカッコ良さキャラの良さも際立っていて最高ですね真田丸。寺島進さんの出浦氏素敵すぎる…シビれる…!
もはや恒例になりつつある、室賀氏の「黙れ小童!」も愛着を覚えつつあります。後何回聞けるだろうか、と考え始めたらこちらもさみしくなってきた。



とにかくシナリオがちゃんと歴史上の人物に敬意を払って描こうとしているのが伝わって、更に芸達者な役者さん達の力でそこに深みが加わって、すっかり毎週楽しみなドラマになりました。この調子で最後までお付き合いしていけたらなーと思っていますー。

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