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カテゴリー「大河ドラマ」の50件の記事

2013年1月19日 (土)

大河「八重の桜」見ました

第2回の再放送からですけどね、いや~なかなか面白そうじゃないですかhappy02

 

綾瀬はるかさんの体当たりな演技、とても好印象ですheart04
正直ドラマで使われてる方言っていつも「よそよそしさ」が耳について、そこが気になって集中出来なそうだなーどうだろーと敬遠してたのですが。子役の評判が頗る良いので試しに見てみたら、その子役の子も一直線で良かったし、綾瀬はるかさんになってからもそのひたむきさが継続されてて良かったと思います!
確かに方言として聞くと、格別上手いって訳ではないんですけどね(子役の子はちょっと聞いただけだけどかなり迫真だった!)、でもいつも気になる「よそよそしさ」が薄かった気がするんだよなぁ。言葉に泳がされてないというかね、ちゃんと八重というキャラクターを軸に言葉を紡いでいる印象があって、だから台詞がちゃんと心のこもった言葉になっていたように感じました。
後で綾瀬さんのドキュメンタリー見たら、撮影してない合間の時間にも会津言葉風味で喋っていたりして、役作りにとても真剣に向き合ってる姿に感心し合点も行きましたです。こうして台詞を自分の言葉にしていってるんだなぁ、と。
これから1年間ありますからね、こういう真摯な姿勢で取り組んでいる役者さんなら、きっともっと良くなっていくんじゃないかなー!と期待も高まっていますshine

 

まーそして、西島秀俊さん演じる八重の兄・覚馬さん私大好きですめっちゃ好みです(知ってた)。
兄属性に大変弱いのですよcatface実直で一本気で妹思いで、うははもうたまらん好き好き。
その内川崎尚之助が転がり込んでくるみたいだし、兄と親友と妹の関係性が楽しみでなりませんnotesニヨニヨしてまうー!

 

ニヨニヨと言えば、松平家の義姉弟妹の関係も気になってたまりません!
確かうろ覚えな知識だと、彼らは相当過酷な運命を生きる事になると思うのですが。対照的に兄弟仲が大変睦まじくてね、その落差が切なくてつらくなりそうだけどあのほわほわした仲の良さは見ていてとても微笑ましい。
こちらも描写が楽しみです。

 
 

後は昨今の大河にありがちな「全て八重様の言う通りー!」的なわっしょい具合がどの程度かが気にかかりますけど、まぁそこはある程度しゃあないと甘受して楽しんでけたらと思います。その程度のテイストであって欲しいという願望含め。
個人的にはかなり朧気な知識しかない時代と舞台なので、割かしこんなもんかーくらいで受け入れられる、のかも。いやそれもどうなんだって話ですが。

今年は久々に大河をチェックしていきたいと思いますーheart01

2011年2月 1日 (火)

大河「江~姫たちの戦国~」第1回

大層今更ですが、今年の大河「江」の感想を順繰りに。
現時点では、ドラマとしてとても面白く見ていますnotes
 
そんな風に引き込まれたのは、やはりこの第1回の出来だったでしょうね。
例によって主役の幼少期(今回は出生でしたが)からのスタートでしたが、間延びさせずに上手く現在へつなげている上、登場する人物達や物語性も非常に魅力的でありました。
 
 
まず、話は江ら三姉妹の母、お市の方の輿入れから。
織田信長が浅井家との関係を深める為、妹の市を浅井長政の元へ嫁がせる事を決定。戦国の世、相手の姿を見もしないまま、何なら敵国へ単身乗り込む形で武家の女性が嫁に行くという図は、何も珍しい事ではありませんでした。
市も当然、そういうものだと承知の上で嫁ぐ決意を固めます。そして己に言わずとも課せられている「使命」も…。現在は織田と同盟関係にある浅井ですが、浅井が長年懇意にしている朝倉との関係を考えるといつ織田に牙をむく存在になるやもしれず…そうした可能性に備え、何か良からぬ変化があれば兄信長に知らせるという半分間者の様な立場を覚悟し、又相手方も自分をその様に見ているという覚悟をも決めて、市は浅井家へと向かいます。
 
して、辿り着いた近江の地。
静かな警戒心を顕わにする市の前に現れた「浅井長政」という男は…彼女の気張った心を解きほぐす、涼やかな笑顔で自らの領土・近江への愛情を語る真っ直ぐな男でありました。
 
良かったです、この浅井夫婦が距離を縮めていく流れ。めっちゃ良かった。
段々頑なさを解かしていく市と、それだけの大らかさを見せつつも彼女の「信長の妹」という立場を慮り、自分の奥の奥にある気持ちは口に出さぬままの長政。この2人が気持ちを寄り添わせていく姿が微笑ましくて、切なくて、ニヤニヤハラハラしながら見守ってましたcatface
正直、一瞬もう浅井夫婦の大河で良いやって思う位にツボでした(またそういう事を)。
 
 
しかし浅井家を取り巻く状況はどんどんと変化していきます。遂に朝倉家が織田家へと槍を向け、つながりの深い浅井も彼らと行動を共にする事を決意します…。
市は織田家の血筋で浅井家の嫁という微妙な立場となりますが、彼女は長政の妻として、2人の娘の母として、「浅井の者」としてこの戦に立ち向かう事を決めたのでした。
娘をもうけ、夫と心を通い合わせ…そして近江の地で過ごした豊かな日々が、彼女の心をこれだけ変化させたんですね。
 
 
この辺りの描き方もコンパクトながら丁寧で、戦況が刻々と悪くなる様にはこちらも心が痛くなりました…。
どんどん浅井が劣勢に立たされていく中で市が子を宿し、その子を「産まぬ」と決めたシーンがありましたが。世継ぎをもうけるのがかなり重要だった戦国の世で、まだ男女も判明しない中そんな決断するのかな?と感じましたけど、思えばこのまま落城したら普通は一家共々城を枕に討ち死にですよね…。
市の場合は、敵方の織田信長が実兄な為、その気になれば助命嘆願も叶う状況であったでしょう。でも彼女はそれを良しとしなかった。何故なら、彼女の心はもう「浅井の者」であったから。
そういう決意が伝わってくるシーンだったと思います。
 
この決断は、長女茶々の文字通り「決死」の制止により、どうにか未遂に終わります。
そして合戦の物々しい騒音の中、産まれた3番目の娘――この子が、今作のヒロイン「江」であるのでした。


この第1話はこの後の落城、夫と運命を共にすると決意していたものの叶わなかった市の慟哭、そして…その無念な思いが、兄である信長をすら恨む感情となって市の心にふつふつと募っていく様迄を描いています。
もはや彼女にとって、信長は兄(身内)である前に夫の「仇」であるという心情となっています。ましてや完全に「父」長政への情愛だけが判断材料の茶々、初の2人の娘達は、信長への恨みたるや計り知れないでしょう。
そんな中で…世を生きるつらさや悲しみを知る由もなく、微笑んでいる赤子の江。その無邪気さに、母子は泣き笑いながらも心にひとつのあたたかい光が生まれたのではないでしょうか。
 
 
 
とまぁ、もう先月初めの話だというのに長々と思いを綴りました(笑)。
全体としてはこんな調子で、人物描写にも期待が持て、無理のない程度にドラマ性もあって結構先が気になりますhappy02多少俗っぽい展開は全体の勢いでカバー!って感じだし。
今後も楽しみに追っかけ、気ままに感想書いていきたいと思います~。

2010年2月15日 (月)

大河「龍馬伝」第7回

1週見逃したら土佐に帰っていた龍馬さん。前回見ていないんですが、雰囲気から察するに道場の方々とは上手い事分かり合えたみたいですねー。
ついで、といっては気の毒ですが…弥太郎の淡い想いは見事に砕け散った様で。これでますますギギギ龍馬め…!!との感情を募らせるのかと思いきや、意外とすっぱりポジティブシンキングで次の歩みを踏み出してました。流石一大財閥の創始者、いつ迄もへこたれてませんな。
 
 
今週は、龍馬父の悲壮ともいえる親の愛に胸打たれました…!!
生き生きと目を輝かせて成長を続ける龍馬の姿があまりにも眩しく、決めていた筈の「老父」としての覚悟が揺らぎかける…それが深い愛情から湧き出る感情だと言うのが伝わってきて、切なくも胸が熱くなりました。
正直龍馬の一家は皆あったか過ぎて、時々乙女姉さん以外の個性が埋もれてしまってる印象も受けるのですが。今回のシーンは良かったと思いますー。
 
 
当の龍馬は、江戸に行って黒船迄見てますます夢膨らんでいる模様。らんらんと輝く瞳でまだ見ぬ世界へ思いを馳せる姿は、多少幕末人離れした場面もありますが、成程この先大志を抱いて世に出てゆく男だな、と思わせる姿であります。
彼の輝きが増してゆく程、似た様に立身していってる弥太郎との精神的対比が興味深いですねー。同じ様なタイミングで夢に近づいていってるのに、何故かこちらはどんどん性格が歪んでいっている様…。江戸行きを武市に自慢する様は、まるでガンけしの個数を自慢する子供の様でした(分かる世代の人だけ分かって下さい)。
挫折を経験した時の受け止め方が龍馬とは違うみたいなんですよね、性格や周囲の環境の違いもあるんでしょうけど。
 
…ここでちょいと、いらんお世話を言わせて貰うと。なまじ実在の人物だけに、弥太郎こんなにしてしまって良いんだろうかーという心配が胸をよぎります…sweat02
ドラマ的には、陽性な龍馬との上手い対比になっていて、とても良人物であるのですが。この先龍馬ワッショイ要員として、捻くれ役でいる様にはならないで欲しいなぁ…。
あまりに龍馬が純粋培養過ぎるので、余計な心配をつい。取り越し苦労であります様に。
 
 
 
来週は、泥だらけの弥太郎とサブタイトルが気になり過ぎます!!
きっと弥太郎の為に見る!!期待してる!!

2010年2月 3日 (水)

大河「龍馬伝」第5回

第1回以降何かと見逃し続けていたので、今からじゃどうしようなぁ~と思っていた龍馬伝。
今週もうだうだしていたら開始10分後位に「龍馬伝はどんな感じですか?」とメールが入ってきて、そう言われると見てみようかと言う気になって久々に見ました(流されやすい性格)。
 
 
とりあえずその、正ヒロイン的だった加尾さんよりも佐那さんの方がかわいいんですが、どうしたら(とりあえずっていきなりそこなの)。
兄の大好物のきんつばを龍馬にあげるとか、「べっ別にうちの家族が食べないだけなんですからねっ(実際は寧ろ逆)」な態度とか、恋を恋と気づかぬ姿がスゲーかわいい。いや寧ろ恋か?と問われても本気で分からず困っている所がかわいい。
そして妹の戸惑いを余所にひとり張り切る兄が素敵過ぎる。「おれがきんつば大好物だと分かっていて…」の件の時は、どんな大人気ない深刻な展開になるかとはらはらしましたが(笑)。
国許の加尾さんの方は、弥太郎に対する態度がややもすると八方美人っぽく見えてなぁ~。弥太郎の秘めた想いを別にしても、あの表情はいらん期待をさせてしまうと思うんですが。彼の気持ちに何も気づいてない様な笑い方には見えなくてなぁ…弥太郎が大して想いを秘めてもいないから余計に。
ん、でも最終的に正ヒロインはお龍さんになるのかな…?


その辺の問題はさておいて、しかし今後千葉兄妹との関係にはどうも暗雲が立ち込めた模様…。龍馬の剣に対する考え方の変化が、その原因になっていく様です。
千葉道場で剣術を学んでいた龍馬、その筋もなかなかと見込まれていた様ですが、その彼が何故剣に疑問を持つ様になったのか。それは余りにも巨大で、圧倒的な「力」を見せつけ迫りくる――「黒船」の姿を間近で目に焼き付けた日から、龍馬の中に葛藤する思いが芽生え始めた様です。
 
黒船を眼前にした時、竜馬がとった行動は震える手で刀を抜き、喚きに近い声を張り上げて威嚇めいた事をしただけ。当然の様に黒船は意に介さず悠々と通り過ぎますが、実際この場面が「異人」と「武士」の力の差を象徴する描写になっていた気がします。
得体の知れない他勢力を前にした時、そしてそれがあまりにも強大であった時…太平の世に生きる「武士」が出来た事は、只己が対峙しているだけで精一杯だった。本来は故郷や国を守るべき役割を担う彼がその為に手にしていた「武器」は、手に握る刀だけだった。
自分ひとりの事をどうするかだけで頭が一杯だったろう彼は、とてもこのままの「武器」では、一国を守り抜く事など出来ないのではないか…という絶望に近い不安を抱いた様に思えます。
 
そしてとうとう、道場の皆の面前でその思いをぶつけてしまった龍馬…。勿論周囲からは反発の声が飛び、道場主千葉定吉は烈火の如く怒ります。
その怒りは剣術と言うものが彼らにとって、ひいては武士にとっては単なる「武器」だけでなく、彼らの「誇り」であるから生まれたものだと思いましたね。
だからこそ、龍馬自身も剣を見限るという事は彼の中の魂に背く様な気がして、悩み苦しんでいる様に見えます。
己の「武器」としての剣術を極める事と、「誇り」を貫き剣の道を窮める事とは、少し違う気もするので今後どう描かれていくのか興味ありますね。今の龍馬はその辺少しごっちゃになってる感じもするのですが、段々とその心境も変化していくのでしょうか。
 
 
 
しかしよりにもよって、千葉家の剣術道場で言っちゃった訳ですからね…。関係回復はそうとう難儀だと思われます。龍馬自身もやっちまったー的後悔に苛まれている様ですし、結構引きずるかもしれませんね。
まだまだ彼の煩悶の日々は続きそうです。

2009年1月20日 (火)

大河「天地人」第3話

再び戦国に舞い戻ってきた今大河、漸くフルで見る事が出来ました!!
前回の第2話は、ラスト20分位からかな?見られまして。そこで出てきた子役ちゃんが予想以上にかわいらしかったので、非常にトキメいてしまいました(妙なイミではないです、念の為)。
なので自分としては、些か子供時代を見たりなかった気分にもー。むー、昨今の大河ではあまり感じなかった気持ちですな。気が早過ぎますが総集編に期待!!


さて、そんなこんなですくすくと成長しました与六、名前も与六から「兼続」となり、人相もぷっくり下膨れちゃんからやや甘めな顔立ちの青年へと変貌を遂げております〜。
でまぁ、今回は恐らく、大きくなった与六(笑)初の本格フル活動な回、となった様子ですね。
後に希代の人物として名を馳せる直江兼続、青年期からさぞかし頭角を現…し…て……。ん?
あや、どうやら事はまだまだそう簡単には運ばない気配です…。


状況を察知する力や、それらを材料として先を見通す力、この辺りは確かに輝くものを持っている様ではあります兼続。
しかしまぁー…、如何せん間が悪かったり、気持ちだけが先走っていたり…どうもなかなか熱意が実を結んでいない様ですねぇ。
忠義と情熱は人一倍、しかし割と粗忽者で、総合的には荒削りな若武者…こんな印象を受けた回でした。

で、この辺直江兼続像としてはどーなのよー、という声もちらちら耳に入って参りましたが。んーまだ3話目だしって気もあって、私はまだ今後を見守ろうかなという気持ちでおりまする。
一寸抜けたキャラを見て、もしかして昨年のおバカブームに乗っかる気か?なんて思いもちらと掠めはしましたが。すぐにそれとは違いそうな事を察しました…。ありゃあ決しておバカではないですな空回ってるだけで(率直過ぎる)。
寧ろ愛され系いじられキャラって感じで、かわいい演出に心が和みましたなー☆主君景勝の出陣前、皆が戦に向け気分を高揚させている所に、留守居役で景勝の傍にいられない己の不甲斐なさを涙乍らに詫びる兼続…コレ普通に見たら相当KYな家臣ですけど(ずけり)、そこで「何だ、与六の泣き虫は5歳の頃と変わっておらんのぅ〜!!」と笑いに変えてしまう人柄!!彼の日頃のドジや粗相が、「愛嬌」として皆に受け入れられている事が伝わるシーンだったと思います。
こんな調子で、揉まれて可愛がられて一人前の男になってゆく…という路線になるんでしょうかねー。爽やか風味の戦国大河になりそうな感じ。


ま、でもこういう傑物の生涯を描くタイプの大河は、どうしても匙加減が難しい所ですよね…。
あんまり人間らしさを前面に出しても、威厳が薄れるし。だからって大河でありがちな「●●殿は全てお見通しであったか…!!」みたいに、パーフェクト超人にされるのも何か冷めるしなぁ。
今大河もここら辺の描き方が、作品の出来を左右しそうな予感。現状では主役に落ち着きがないものの、ヨメ(予定)がかなりどっしり構えた御仁の様ですので、いずれ徐々に中和されていくのを期待〜。



しかし上杉家内の情勢としては、あんまり兼続ドジっ子かわいいねで済まされる感じでない現実も…。
現在謙信には、景勝・景虎という2人の養子がおりまして。当然ゆくゆくはいずれかが上杉家当主となる…事から、両者は日頃から何かと比較されてしまう立場にあります。
そしてどうやら、景虎の方が知性・品性・立居振舞い…割と器用にこなしており、現在景勝を1歩も2歩もリードしている状況。この現状を察している兼続が、家臣としてついつい背伸びしてでも景勝に花を…!!と力んでしまうのも、致し方ない事である様です。



と、何か兼続のキャラと取り巻く環境を語るだけで、かなりの文量になってしまいました…(汗)。後もうひとつ印象に残った、母お藤の話を。
前話で途中からしか見られなかったにも拘わらず、心を鬼にして与六を雪の中追い返すシーンに涙しました私…。今回も病患う身で息子に宛てた気丈な手紙、そして回想シーンに、兼続と一緒にぼろぼろ泣いてしまいましたよ…おいおいおい。
田中美佐子さんが演じる母親、気丈な姿が胸を衝く程に伝わってきて、個人的にとても好きなんです…。以前別のドラマでも泣いたなぁ、確か。
ああいう押しつけがましくない演技が出来る人って、努力に加えて天性のものもある気がします。今作品でも出来るだけ長く見ていたい役者さんですね…病弱な役なので心配ですけど;



あっそうそう今回登場したヨメ(予定)のあれこれについては、次週以降も存分に関わってきそうなので持ち越す事に致します〜。
とりあえず恋する景勝様が、どう不器用そうに見せてもムッツリに見えてしまうのは…先入観ってオソロシイ!!という話で片づける事にします(笑)。
しかし主従関係を巻き込む三角関係とは。鈍感兼続の空回りファイトをもっと見たいのですけど(酷)、大河的にはちゃっちゃとケリをつけてしまうのかしらー。

2007年5月28日 (月)

大河「風林火山」第20回(再)

…やー、恐る恐る再放送見てみましたら、もう20回なんですね!?うはぁ…その間丸々見過ごし続けていた、と知り、非常に勿体ない事をしたという思いで一杯です…。
今回の大河に漂う無骨なオーラ、すっごく私の好みにハマってたんでねぇ。種々の事情があったとは言え、も少し何とか出来んかったかと己を情けなく思うばかり…。
放送自体はまだ最初の5話位?迄見ておりましたけど。感想については、もう初回で止まっちゃってましたしねぇ…。

…っあー、さてくさくさとした自己弁護はこの位にしまして。
どうにかまだ出戻れそうと(勝手に)判断致しました為、どうせ観賞再開するなら感想も合わせて…と思い、又こそこそ記事を上げてみる事に致しました。
もうこうなった以上は知ったかこいても仕方ないので、展開や人物についての感想は本当に思ったままを書かせて頂きます…。ので、「何を今更?」な部分も多々見られるかと思いますが、何卒ご了承頂ければ幸いです。;


さ、今回のタイトルは「軍師誕生」。いよいよ勘助が、その姿ごと表舞台に現す時がやってきた様です!!
原作ではこの時点で勝率ほぼ10割、であった勘助の策ですが、大河でもそんな感じだったんですかね?ともかく読めば外さぬ山本勘助の実力を前にして、武田の家臣達からは「彼を『軍師』というきちんとした地位に就け、軍議の席にも顔を出して我々家臣とも意見を交わせる立場に置いて欲しい」との意見が上がる様になります。
単に信玄と2人でこそこそ相談してるのを快く思ってない者もいるみたいですが、だけではなく「言いっ放しの気楽な役は、ここ迄きたらなしにしようや」といった意味合いも強いみたいで。何かの時にはその「責任」を取れるだけの役目に就かせる――様々な意味で、武田家家臣達が彼の存在を受け入れ始めたのだと言える気がします。


当の勘助。は、「お味方に内応者がおらぬとも限らぬし…」と、あくまで慎重な姿勢を崩さず口を尖らせておりましたが。遂に"条件"とされた望月氏攻略を成し遂げ、皆の前で信玄直々に「軍師任命」の沙汰が下った時…勘助は、先の憎まれ口も口をつかずに、ただただ瞳を潤ませていましたね。
思えばその知略の鋭さ故、主君から疎まれたりと不遇の時を過ごした事もあった気がします…勘助。だけにやっと、「日陰者」であった己に光を照らしてくれる主君に巡り合えた事…つい普段は物事を斜に捉えてしまう彼の心に、素直に込み上げてくる感慨があったのではないでしょうか。
誠心誠意、自らの力を信玄その人に捧げる事を、力強く宣言した勘助。その瞳の輝きが、とても良い印象を残しました。


さて、周囲には村上やら真田やら、信玄に仇なす勢力がまだまだ控えておりますが。差し当たっての大きなぶつかりあいは今の所なく、為に信玄から与えられた目下の役目も、側室・由布姫の心を解く…という一寸「軍師」の名にはそぐわなそうな内容であります。
まぁそんな事をわざわざ勘助に申し付けるのには、やはりそれだけの事情がある様で。幾度体を重ねても、いつ迄も遠い由布姫の心…は、何処にあるのかと周囲は気に病んでおりました。それは信玄のみならず、彼の正室・三条の方をしても、又…。



…と、いう訳で。今回非常に意外に感じたのが、この三条の方の描き方について、だったです。
やはり今迄、あちらこちらで嫉妬深く気位の高い女性として描かれるのを多く見ていた故に…曰く「人の心に悪意が潜むとは思ってもみない」人物という今大河の描写は、とても斬新な印象を受けました。

ってこれ、もしかして最近の定説がこうなりつつあるんですかねー?昨年のねね様の逆版みたいな。
前作のは「司馬遼太郎版・ねね様」への個人的思い入れが強かった為に、つい色々苦言を呈してしまいました。今回は、そういう私怨めいた(!?)違和感は少なそうなので…まだ普通に先を見守っていたい気持ちでいます。
跡目争いの辺りでは、又変化があるのかなー?今が今だけに、今から気になる。



そして違和感と言えば、由布姫の方も原作とは若干雰囲気違うみたいですねー。
原作での印象は、常に心身に芯が一本通っている感じで。はじめは氷の様かと思われたそれは、やがて時と共に冷たい表面が解けてきても――尚、鉄の様に揺るがぬ形で彼女の中に在る。
心患う日もあれど、常にしゃんとした所がある彼女の姿勢。その凛々しさに、勘助は広い意味で心惹かれていたのだなと感じてます。

大河ではどうも、そんなにいきなりその域迄達する訳ではない様で…。揺れ惑う己の心を隠す為に頑なな態度を取り、今はまだ自身の心が"揺れ"ている事にさえ気付けずにいる――そんな危うさを秘めた感じに見えました。
原作では自身の"意志"で、すぅーっといなくなってしまいそうな冷たい絶望感を感じたのですけど。大河では、流れに身を任せるのが怖くて口を結び踏み止どまってる感じ。
そしてこの硬く張り詰めた心に、三条の方の穏やかな目線が何か変化をもたらす…のかなと。成り行きを密かに見守りたいと思います…。



やーすみません、ドラマ観賞の間が開き過ぎちゃったもんで、つい話が原作との比較の方へ流れてしまいました。;
次回以降、少しずつドラマ本編に話を絞っていく様心掛けま…す。


っと、しかし今週も本放送観賞は難しそうなので…再放送を狙います。
次回は由布姫失踪事件!!いつぞやの北大路版新春時代劇では、演出がべとつき気味で申し訳ないが気持ち悪かった(スミマセン北大路さんが悪かった訳ではないんです…)、あのシーン。大河では果たして…!?

2007年1月14日 (日)

大河「風林火山」第1回

昨日昼間に再放送を見ていたのですが。途中からあの大地震情報に番組が切り替わりました為、一段落ついてから先週録画しておいたビデオにて残りを観賞しました(何わざわざ面倒な手順を踏んだんですか)。
 
 
で、風林火山。いやぁ~相当に私好みですよこの猛々しさは!!
前作大河は夫婦もので、全体の雰囲気も割とあま~い感じでしたが。今年は一転、生汗胸板男の世界☆をがっつり描いてくれそうです!!(のっけから誤解を招く表現するのやめて下さい)


いよいよ初お披露目となった、内野聖陽さんの大林(山本)勘助。
ぎろっと鋭い目つき、漲る野心、そして戦場で見せる飽くなき好奇心…とても引き込まれる勢いがありましたね。
策を閃いたり巧みな駆け引きを目の当たりにした時、一気に目が爛々と輝く様が非常に溌剌としていて良かったと思います!!
切れ者らしさもそれとなく見せてくれて、初回で重要な人物像の植え付けをしっかりこなしてくれました。
 
 
そしてどうやらオリジナルヒロイン?らしい、ミツとの密やかな情愛も良かったですねー!!
正直彼女の存在を知った時…は、大河「武蔵」臭が漂ってきたらどうしようかと気になっていたのですが。初回の見た感じでは、もどかしげな相思相愛…てな雰囲気に思えてとても私のツボに入りそうです。うは。
勘助がミツを抱き締める時の、壊れ物を扱う様にそろそろと回す手が大好きです!!(告白されても)
こういう無骨な恋慕の描き方は本当良いと思いますよ。この先もこの位控えめな描写で、あんましねとつかずに両者の関係を描いて頂きたいです。
 
 
後地味に気になったのが、武田信虎!!(地味って失礼な)
あの独善に過ぎる姿勢とか、愚痴っぽくくどくど家臣を詰る所とか…。史実云々の話は又あるかもしれませんが、勘助が唯一無二の存在として仕えるのが「信玄」である為…物語としては、演出のひとつとしてアリかなぁという気がしてます。
私的な話をさせて貰うと、今読んでいる新田次郎著『武田三代』(文春文庫)に出てくる信虎のイメージと凄く近いので、それも心に留まった理由であるかも。
今後晴信(まだ暫くは"勝千代"?)の成長と共に、描写が注目される御仁のひとりです。
 
 
前評判では「ぶっちゃけキャストが地味だよね(by朝●新聞)」的な見方もされていた「風林火山」。
まぁ確かに華やかさに欠ける顔触れではあるかもしれませんが、だけにがっちりと「世界」を構築してくれるのでは、と結構楽しみにもしています。
役者さん達が皆妙な「個の主張」をしていない分、物語の役柄を素直に受け止める事が出来るので。全体として、良い調和をもたらしてくれるかなーという期待も抱いてるんですよねー。
話の展開も割と重厚な感じでしたし、骨太なドラマになってくれるのを期待してますー♪
 
 
もうひとつ個人的に好感を抱いたのが、変な「反戦」ムードを作中に漂わせていなかった部分ですね。
どうも昨今、戦争アレルギーって言うんですかねー。何かと「戦への嫌悪感」「心の底では平和主義」みたいな描き方に傾倒しているドラマが多い感があって、ちと一辺倒だなぁという気がしていたんですよ。
いや勿論争い事を嫌う気持ちはいつの世もあったでしょうし、そういう想いを伝える事はとても重要だとは思うのですけど。単に毛嫌いするだけじゃない…その「時代」を生きる人間からの価値観、で描く試みをもっとしてみても良いとも思うんですよね。
その点今作は、人を殺める事に対しての「重さ」を表現しつつ…故に芽生える「生」への慈しみ、が泣き言を交えず伝えられていて、とても印象深く感じました。
 
 
テーマ音楽からも壮大な雰囲気が伝わってきて、わくわく胸高鳴らせて見られる大河になってくれたらー!!と期待してます!!
もうじき第2回が始まりますので、今度は「人間」勘助の一面が覗けるのを楽しみにしてます。

大河「功名が辻」総括

…えらく尤もらしいタイトルなんかつけちゃいましたが(汗)。
この1年、飛び飛び乍らも大河感想を書き綴って参りましたので…作品全体を通しての感想、もついでに少し語ってみたいと思います。
 
 
…さ程歴代の大河を見尽くしてはいない身の為、あんまり大きな事は言えないのですが…。今大河に関しては、主役2人の起用がピタリと当たっていたと感じましたね。
千代役の仲間由紀恵さんは、旬の女優さんでもあり。又彼女の持つ嫌みっ気のない女性らしさが、「内助の功」という押しつけがましくなり易い役柄を絶妙なバランスで見せてくれてたと思います。
正直千代という人物自身の描写には、演出過多と見受けられる部分も少なからずあり…出しゃばってんなーと感じた事も数知れませんが(苦)。この程度の心証で抑えられたのは、結構仲間さんの持つ爽やかさのお陰に拠る所もあった気がしますね。
体当たりな演技も上手く生かされていて、通して微笑ましく見守る事が出来ました。
 
 
そして賢妻に支えられる夫・一豊役の上川隆也さん。この方の実力派な演技は本当良かったと思いますねー。
最初の頃は特に、やや上がり気味の仲間さんを上手くリードしてくれてる感もあって。役柄は妻に引っ張られる夫でしたが、リアルの方ではちゃんと相手を引っ張っていたみたいです(笑)。
変に思い入れを表現しようとせずに、しかし役に没頭している姿勢。個人的には、主役の演じ方はこの位アクがない方が好きなのでとても好みだったです。
穏やかな表情や柔らかい声音も、凡庸な夫(ここではね)を表現するのに良い効果をもたらしてくれたと思いますし!!適任だったと思いますね。

他には前田吟さん&武田鉄也さんの従者コンビ、香川照之さんの六平太、成宮寛貴君の豊臣秀次や中村橋之助さんの石田三成なんかが個人的に好きな傾向と合っていました。
細かい所では菅井きんさんの泥臭くも深い母親役、印象深かったですね。
山村美智さんの悪どさ満点な大蔵卿局も結構ツボにはまってました(笑)。
 
 
これだけ役者さん的には面白くなる要素があったとは思うのですが。話の方が…底が浅いと言うか何と言うか、やや感情的な盛り上げに力を注いでいる面が見え隠れしたのが気になりましたかね。
や、面白くなかった訳では決してないです。特に吉兵衛のシーンとか、後半部の秀次切腹から先暗雲立ちこめる天下情勢、の場面とかではかなり食い入る様に見ておりましたし。
只描写・展開のポイント、がどうも掴み難かったかな…。妙に史実を意識した演出があるかと思えば、突然「だってドラマじゃん」的な開き直った爆弾展開が繰り広げられたりと、イマイチ腰が据わってない感を覚えたりもしてしまいました。
何でもかんでも山内夫妻のお手柄、っぽくもなってたしなぁ…。そこ迄しないと盛り上がらない素材だったとも思えませんけれど。
 
 
それから「女性達の戦国」を意識し過ぎたのか、却ってその力みが肝心の女性描写を浅くしてしまってたのも勿体なかった気がしますね。(参考過去記事はこちら)
千代さんの気配りを通り越しておせっかいな部分とか。ねねさんのプライドの高さだけが際だった描き方とか…。
「魅力ある強い女性」を描くのに「現代人から見ても」という感覚を付加しようとした為、何処か時代背景にそぐわずぎくしゃくしてしまった所があった様に思えます。
そこら辺は変に力を込めず、「自分」を持った凛と立つ女性像をもっとさらりと描いて良かったんじゃないかなーと。「魅せよう」とする演出者の思いがどうも色濃く見えてしまってたのは少し残念でしたね。
 
 
まぁ私にしては珍しく(…?)、色々苦言も呈してしまいましたが…。最後なんで、この際言いたい事言っておこうと思いましてね(爆)。
全体としては、メロドラマ的要素も多分に含みつつ…「夫婦大河」特有のこってり感が抑えめであったという点で、かなり口当たりの良い出来に仕上がっていたと思っています。
ホームドラマ色は強かったですが、明るくて微笑ましくて、それはそれで楽しませて貰いました。
 
 
さー、これにて大河「功名が辻」に関するレビューは完結とさせて頂きます!!
毎回毎回気付けば長々…な、取っつき難い感想記事の数々でしたが(汗)。お付き合い下さった皆様、本当に本当に有難うございました。
今期の「風林火山」も引き続き感想を綴っていきたいと思いますので、又目に留まる機会がございましたらどうぞ宜しくお願い致します(ぺこり)。

大河「功名が辻」最終回

やっとですね、新大河「風林火山」の初回を見る事が出来たのですよ。
それの感想記事…を上げる前に、ずっとうっちゃってしまってた前大河「功名が辻」の最終回感想をざざっとさせて…頂きたいと思います。
本当、今更の更な話でスミマセン…。
 
 
さて遂に迎えた最終回。一豊の最期、そして共に歩んできた千代さんの晩年…を描いた話でした。
…そして一豊本人はいなくなったにも拘わらず、無理矢理にも大坂の陣迄描ききって見せましたね(爆)。
 
山内一豊を描く作品であった中で、どうしても大坂の陣が終わる迄の描写(そしてそれに伴う淀殿らの人物描写の細かさ)が必要であったのかは何とも言えません、かね。絶対に必要な展開でもなかった気がします…。
お陰で話もかなり差し迫ったこの時期に、思い出した様に秀忠を出す羽目にもなってしまった様で(沈…)。
しかし、ま、戦国の世を一区切りつけるのにはここらが一番丁度良いとは思いますので。物語全体を落ち着かせる場所として、この位置を選んだのかもしれませんね。
 
 
一豊の最期、夕暮れの中千代さんの傍らで眠る様に…のシーンは、やはり美しかったと思います。
正に「添い遂げた」という言葉が相応しい夫婦の姿でしたね。
人の命が尽きる直前の、ゆらゆらとした…か細い残り火とでも言いましょうか。その妙にゆったりとした時間を、芸達者の上川隆也さんが見事に見せてくれた気がしました。
千代さんの描写の方も、「静寂」「空虚」「慟哭」と気持ちが変化していく様を焦らずに見せてくれてて良かったです。静かに傍らから「いなく」なって、暫しぼうっとして、やがて溢れ出す感情…連れ合いを亡くすというのは、実はこういうひっそりとした哀しみなのかもしれませんね。
 
 
夫の最期を見届けて後、髪を下ろし尼となった千代さん。京で静かな余生を過ごす…筈だったと思うのですが、下手に土佐にいるよりも忙しい日々が待ってたってのはどういう事なのでしょうか(苦)。
 
 
その忙しさの根源は…出家して尚天下動静を探る意欲盛んな高台院、でありましたねぇ。
うーんここにきて又も、ねねさんの描写が司馬先生の価値観と微妙にズレてしまってるのは何とも心残りであります…。ここ最後の2、3回でやたら意地の悪い部分が出てきちゃってた気がしましたよ、ねねさん。
史実うんたらの話はこの際抜きにして、一応「原作・司馬遼太郎」と掲げている以上は…物語内での人物描写についても、も少し原作を尊重してくれても良かった気がしてます。あんまりに行き過ぎたマイナス要素を調節する…場合ならまだしも、どうせ幾通りもある歴史上人物の描き方のひとつ程度なのですから、ねぇ。
わざわざ最初の頃に「司馬氏の原作を尊重して"おね"は"ねね"とします」なんて断っていたもんですから、余計…!!(苦)
 
 
それからまるで彼女の配下の者みたいにあちこち顔を出した千代さん。ついには家康と淀殿の仲介役、迄買って出ちゃってました…。
加藤清正や藤堂高虎を差し置いての説得シーンをかっさらった千代さんの存在って……!!(愕)
それこそねねさんにあれだけリアルを追及した(んだと思うんですよねぇ)というのに、ここにきて又例の「ご都合的」展開を見せつけられたのは何だかげんなりきちゃいました…。せめて一豊の存命中、功名を求め突き進んでいた「夫婦」を演出する為の手法、迄に止めてて欲しかったな。
 
 
と、最後の最後、何だか欲張っちゃったのかなーって部分が強めに出てしまったのは…少し勿体ない気もしてしまいましたがね…。
それでも一豊渾身の最後の号令とか、意外な程に家康らしい貫禄を見せる様になった西田敏行さんの演技とか、最後役者さんの力で引っ張ってくれた見せ場も多々ありました。
いよいよ晩年を迎えた千代さんが、亡き一豊に「もう良い、と思われましたら、迎えにきて下さりませ」と語りかけた台詞も良かったですしね!!

 
作品全体として…の話は、思ったより最終回の感想が長くなっちゃったので(爆)。別記事にて語りたいと思います。

2006年12月17日 (日)

大河「功名が辻」第48回

最終回の1コ前の話です(苦)。
最終回は再放送を待つ事に致しましたー。スミマセ…だってテルが出るかもしれないと思ったら、つい!!(クラブW杯の事ですね)
 
さて。この回のタイトルは、「功名の果て」。正に「功名」を合い言葉にしてきた山内夫婦を象徴する様な、良いタイトルでしたね。
 
 
前回のラストにて、力の論理で「政」を行った一豊に対し、「お暇を頂きとう存じます」との意志を表明した千代さん。
えぇ〜又家出でカタをつける気なの〜、と、その時は正直思いましたです。
 
比べるのもナンですが。確か原作では、千代さんは家の中にとどまり乍ら一豊への反応がすごく冷ややかになる…という形を取っていた気がしたんですよね。
話しかけても、返事はひどく淡泊で。内政や日常生活には差し障りないだけの対応をしていますが、何処か心が遠い…空虚な反応。
こういった「静なる抗議」の方が、却って相手にはずしりと応えた気がするんですよ。
 
んですが、大河では流石それでは底意地が悪いと思ったのか…「こんな卑怯なやり方をするだんな様とは添い遂げられない」という気持ちから、千代さんは一豊との別離を決断致しました。
この期に及んで若い時と同じ手段での抗議ってどうよー、とは思ってしまったのですが…。
でも、ま、今回に関してはそれはそれで良い演出にはなってたと感じましたね。
 
 
相変わらずの頑固さは健在な千代さん。一度出ていくと決めたからには、その決意を変えさせる事容易ではなく…新右衛門の泣き落としにも、首を縦に振る様子はありません。
そんな中で、彼女の前に姿を現したは──涙の果てに仏門に入った、あの拾。今では「湘南」と名乗る様になり、六平太と新一郎の供養の為土佐迄やってきた彼が…「鎹」の役目を果たしてくれたのでした。
 
 
彼が千代さんに示した、「寛猛自在」という言葉。人の心は寛さと猛しさを併せ持ち、使い分ける事が寛容である、政も又然り──との考えを表現する為、用いた言葉です。
…一豊が(結果的には)命じたあの残虐な策が、果たしてここで言う「猛」の範囲に収めて良いものかどうか、その辺りは何とも承伏しかねる部分もありますが。しかし続けて話した、「自らの行いを省みて、犯した罪の重さに悩み苦しんでいる父上の方が、真っ正面から現実に向き合っているとは言えまいか」という内容には、感じ入る所がありました。
一豊の決断迄の苦悩も、事をしでかしてしまった後の憔悴しきった表情も、偏に彼が真面目一本な性格であるが故なんですよねぇ。そう考えると、彼のした事に同意は出来ませんが…気持ちのあり様については、一定の理解を示す事が出来る気が、します。
 
 
そして山内家が、こう迄して早急に土佐の平定をしなければならなかった理由…。未だ揺れ動く天下の情勢を踏まえた一豊の苦渋の決断があった事も、彼の口から明らかになりました。
土佐にも程近い九州には、今尚島津・黒田といった徳川にとって油断ならざる勢力が残っており。土佐の長宗我部迄が彼らと結託してしまえば、天下は再び争乱の世となる…。
そんな事態を防ぐ為にも、土佐は強引にでも収めなければならなかった…という考えだった様です。
 
 
ここらも原作とは、大きく路線を変化させている部分ですよね。単に展開が違うだけでなく、その意図にも違いが見られる模様で。
原作では、地道にこつこつ「功名」を重ねてきた一豊が、積年の夢に辿り着いた最後の最後であの「汚点」を残してしまい…千代さんの「あなたは土佐24万石を治める器の人物ではなかったのですね」といった表現で、2人のサクセスロードに幕を降ろす形となりました。
凡庸な人物が努力と運を武器に上り詰めた夢の場所…そこでのあっけない程お粗末な末路とでも言いますか。ツメの所でたった一度匙加減を誤ってしまった事が、華々しい勝ち組人生をこんなにもいびつな味わいに変えてしまう…その儚さ、滑稽さをからりと描いていたのが、強く印象に残ったんですよね。
この後味が、「功名が辻」という作品の最後のかくし味だと思っていただけに、大河ではどうなるか注目していたのですが…。
 
 
…ですが大河ドラマという舞台で描くには、一寸皮肉が過ぎていたからでしょうか。ドラマの方は、一豊が為した「政」に対しての言い分、加えて一定の結論づけをする事を中心に据えた話運びになっていました。
ご子孫からのご意見もあったそうで、その辺りも反映させた作りになったみたいですね。
 
個人的には原作の結末がこの作品の醍醐味…かなぁ、と迄思っていたんで。少し路線がずれてしまった事には、あららーと味気なさを感じたりもしてしまいましたです。
まぁしかし、天下のNHK大河である事を思うと…この辺りに収まるのが丁度良いのかもな、と。
一豊側の主張にも押しつけがましい正当化はそう強く感じませんでしたし、話もまるーく収まった所を思いますと。これはこれで演出の範囲なのかもしれません、かね。
 
 
…スミマセンこの時期になって重箱の隅をつつく様な比較論を繰り広げてしまいました…(汗)。
あ、そうそう!!忘れちゃいけないのがこの回の正則ですよ(別に忘れても差し支えない場面でしたが…)。家康がよもや亡き太閤の恩を忘れて秀頼に牙を剥きはしないだろう事、万一起こりかけても関ヶ原先鋒の功を為した自分の言葉に耳を傾けぬ筈はない事……これらを本気で信じちゃってるのが、伝わってくるシーンでしたね〜!!
こんな展開持ってこられたら、彼のその後も描いてくれちゃうのかと期待しちゃうじゃないですか…ッ!!(ぬか喜びするにも程がありますよ)
…まぁ実際はあり得ないでしょうけどね(冷)。分かってます…分かってますとも…(そっと目を逸らす)。
 
 
最終回は昨日、再放送で見ました。
その話は又後程〜。

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